私は、音楽の専門知識の他に心理学と精神分析の知識と経験値があります。
知識と経験値は消すことは出来ませんので、知識と経験値を生かしたレッスンを行っております。
ピアノの指導は40年以上、自閉スペクトラム症の子供と何らかの障害がある人にピアノを教え始めて30年以上になり、自閉症の生徒さんだけでも100名以上になりますので、2、3回レッスンをさせて頂くとその方の特性がわかるようになりました。
私が危惧しているのは、知的障害を伴わない発達障害の方です。
発達障害のお子様の親御さんの中には、子供には発達障害ということを言わないとおっしゃる方もおりますが、私は10歳くらいになったら、子供にわかる様にお話をした方が良いと思います。
自分の特性をわかった方が生きやすくなると思うのです。
自分の特性をわかった上で、何か一つでも得意なものがあれば、自信を持って生きていけると思います。
私はピアノの先生ですから、ピアノを得意な人になるように一生懸命にレッスンをしております。
得意なものがあれば、それが生きる支えになり、ピアノであれば、ピアノの仲間ができます。
発達障害者だけでなく、一般的な人も何か一つ得意なものがあれば、自信を持って生きていけると思います。
私が知っているだけでも、筑波大学や早稲田大学・東京大学のピアノサークルは、卒業後もお互いに連絡を取り合い、定期的に演奏会を行なっているようです。
ピアノで長いお付き合いが出来るって素敵な人間関係だと思いませんか?