知性と感性を育み生きる力を養うピアノ教室

知性と感性を育み生きる力を養うピアノ教室

中学校の音楽祭で合唱の伴奏をする中学1年生の生徒さんがおります。

〇〇さんは、小学3年生からピアノのレッスンを始めたのですが、昨年は、ピティナピアノコンペティション6年生以下のC級に挑戦し地区予選入選を果たし、ブルグミュラーコンクールでは予選を通過しファイナルで奨励賞を受賞できました。

文武両道、お勉強も部活もピアノも頑張っている生徒さんです。

合唱曲の伴奏譜を見せて頂いた時は、2曲とも結構レベルの高い曲で「大変だろうなー」って思ったのですが、弾けるようになりました。

よく頑張りました。

あなたは偉い!

子どもの底力はすごいです。

合唱の伴奏は、みんなをまとめ引っ張っていく力も必要なので、ピアノの技術だけでなく、人間的にも成長していると思います。

伴奏者は、責任感みたいなものも芽生えてくるのです。

ピアノは、上手くなればなるほど人間的にも成長するのです。

衆議院選挙で自民党が議席を大幅に減らし石破茂内閣総理大臣は色々言われておりますが、いつだったか石破さんがショパンのマズルカだったと思いますが演奏をしていたのをテレビか動画で観たのですが、安倍元首相のピアノ演奏とは全く違って、石破さんの演奏は心がある演奏でしたので、私は石破さんに期待しています。

安倍元首相の演奏はパフォーマンスにしか思えませんでした。

ピアノは入りやすいけど、進みにくいのです。

ピアノは簡単に弾けるようになる楽器ではなく、一筋縄ではいかない難しい楽器なのです。

遅くても5歳や6歳ごろからピアノを始め、10本の指を毎日動かすトレーニングをしながら音符の形を覚え、ハノン、チェルニー、クラマーの練習曲、ソナチネ、ソナタなどを繰り返し練習し続けて、十数年もかけてやっと「ピアノが弾ける」状態になるわけです。

これは何も音大を受験するような子どもたちにだけ言えることではなく、趣味としてピアノを続けていくつもりの子どもであっても、そこまでの基礎練習は当然のように積んでいく必要があるのです。

ピアノが上達していく過程で、知性や感性が育まれ豊かな人間性が育ち生きていく力を養うことができるのです。

ショパンのマズルカは、簡単に弾けるようになるレベルの曲ではありません。

特に、ショパンの曲は、感性が豊かでないと弾けないのです。

合唱の伴奏も、やはり感性が豊かでないと弾けないのです。

ピアノは、「ローマは一日にして成らず」ということわざがあるように、日々の積み重ねで上達していくので、継続力や忍耐力なども養われる習い事なのです。

アメリカでは、音楽の授業がありません。

アメリカ政府は、「能率が良くない、不要だ、不経済である、予算が無い等の理由で」学校教育から音楽を追放して心の感性を育成することを放棄したことなのですが、最近の日本の現状はまさにアメリカを模倣して何とも情けない国になりました。

アメリカでは、小学生でさえ麻薬中毒になり、中学生の喫煙や堕胎、暴力などの大きな問題を一杯に抱え込んでいるのは、公立学校の教科書から音楽を追い出して、子どもに科学や数学などの理論的な事ばかり詰め込んだ結果では無いでしょうか?

日本も同じようになっていると思いませんか?

親を尊敬する事、他人に対して優しくする事、物を大切にする事、などの美徳が無くなってしまった日本、平気で人に迷惑をかける人や、公園をゴミだらけに汚して平気な人の多くなった日本、美しい真心の国日本は一体どこへ行ってしまったのでしょう?

音楽を心から愛するピアノ教師として、ピアノを通して心・感性を育てたいと思います。

そして、障害がある人も子どもも高齢者も尊厳を持って幸せに生きられる社会の維持発程に貢献できる人間に育って欲しいと思っています。

グローバルリーダーを目指して欲しいと願っています。

職業差別と誤解をされてしまうかもしれませんが、もし、医療や福祉の仕事に携わるのであれば、介護や看護職ではなく、医療や福祉を必要としている人が尊厳を持って幸せな人生を送ることができるような企業を立ち上げられる人に育って欲しいと願っています。

仕事とは、誰かを幸せにして、誰かの役に立って、報酬を得ることです。

どんな職種に就いても、ピアノで培った知性や感性・生きていく力は必ず役に立つはずです。