看病介護は正直辛かったです。結城美帆子

生まれて初めて死んだ人間をまじかに見たのは、小学2年生の時、産まれて5日くらいで亡くなった叔母の最初の子供で私の従兄弟でした。

初めて見た人間の死に顔でした。

次は、自宅で死んだ祖父です。

脳卒中でしたが、叔母が看護婦だったこともあったのだと思いますが、最後に倒れた時は病院へは運ばず、自宅で看取りました。

点滴もしませんでしたが、一週間くらいで亡くなったと思います。

亡くなる時までずっと見たのは初めての経験でした。

19歳の時でした。

「人間が息をひきとる時ってこんな風になるんだ」と思いました。

すごく自然だったのです。

家族5人を看病介護看取りをして思うことは、逝かせかたって医師の力量ではないかと思います。

人間いつか必ず死を迎えます。

死に方をプロデュースするのも医師の仕事なのではないかと思いました。

医師は、専門的な知識から見通しができると思います。

素人は、見通しができないのです。

祖父が自然に逝くことができたのは、祖父の主治医のおかげだったと思います。

私は、犬を14頭飼っていたので、犬の看病介護看取りもしましたが、お世話になっていた赤坂動物病院の当時の院長柴内裕子先生の家族への心使いのおかげで、ペットロスにおちいることもありませんでした。

柴内裕子先生は、日本で最初の女性の臨床獣医師です。

柴内先生の飼い主へのフォローがなかったら、愛犬が死ぬたびにペットロスに陥っていたと思います。

人間のお医者様に家族へのフォローを期待するのは無理なのでしょうか?

祖父の主治医だった佐久間先生は、ご夫婦で祖父のお通夜と葬儀に来てくださいました。

柴内先生は、愛犬が亡くなった時は、お花とお悔やみカードを届けてくださいました。

日々一生懸命に生きていれば死を受け入れることもできると思います。

私は、延命治療は望みません。

自分の頭で自分の意思で生きていられる時間を、精一杯生きられれば良いと考えております。

私が振替レッスンをしない理由は、明日があるという保証は誰にもありませんので、一期一会の精神で今この時を精一杯レッスンをさせて頂くことしかできないからです。

年間48回レッスンをしている理由も、人間ですから体調が悪くてレッスンができない時もあるかもしれませんし、災害でレッスンができなくなる時もあるかもしれませんので、できる時はレッスンをしようと思ったのです。

レッスンの効果とモチベーションの維持を考えれば、毎週コンスタントにレッスンをしたほうが良いです。

2人の親の看取りも終わりましたので、自分が健康である限りレッスンに邁進できます。