ただピアノが弾ければいいと、なんの目標も持たずにレッスンにお越しになられる方のレッスンは、どこまで教えて良いかわからず非常に悩みます。
昨日レッスンにお越しになられた生徒さんは、「コンクールに参加するつもりはないし、ピアノは力を入れてやるつもりもない」と言われたので、エチュードもハノンも練習をしてこないので、弾きたい曲だけレッスンをしておりますが、また本人の希望で30分レッスンなので、譜読みの指導で終わってしまい、ピアノのタッチや脱力、指の指定席を教えることができず悩んでおりますが、指導者としてはどうすることもできませんし、正直ストレスを感じております。
私は、すべての生徒さんに一生懸命にレッスンをしたいのです。
ピアノは、趣味だから適当でいいということはないと思うのです。
ピアノは、趣味も専門も関係無く基礎力を身につけなければ、生涯に渡り楽しむことはできないです。
趣味だから、エチュードやハノンをやらなくていいということはないです。
ピアノの醍醐味とは、コツコツとテクニックを身につけることにあると思います。
途中でやめてしまう人は、テクニックが付いていなくて弾けないからです。
これからご入会頂く方は、ホームページをすべてお読み頂き、私の指導方針にご賛同頂ける方とさせて頂きます。
母の介護をしながらレッスンをしていた時は、ひたすらお越しになられた生徒さんのレッスンをするのが精一杯で、生徒さんの先のことを考えてレッスンをする余裕がありませんでしたので、色々な生徒さんがご入会してくださっていたように思います。
本当は、10年前から介護をしながらレッスンをしておりました。
最後の一年は、肉体的にも精神的にも想像を絶する大変な日々でしたので、自分はこんな生徒にこんなレッスンをしたいなんて考えられなくなっておりましたが、今は自分がどんなに生徒にどんなレッスンをしてどんな人間を育てたいのかはっきりしております。