発達障害について。結城美帆子

NHKの発達障害プログラムの結果では、発達障害は15人に一人いるとのことです。

私の教室にも、医師の診断を受けていない子供でも「発達障害かもしれないな」と思う生徒さんが数名おります。

発達障害でも、本人が社会で生きていくのに問題がなければあえて医師の診断を受けなくてもよいのではないかと思います。

あえて発達障害のレッテルを子供に貼らなくてもよいのではないかと思うのです。

発達障害の診断を受けると、医療費やデイサービスなどで金銭的な支援や、その他色々な支援が受けられますが、保健所や警察など行政から監視の対象にもなり、発達障害は精神科で扱いますので、本人や親の同意がなくても行政の権限で精神病院に医療措置入院をさせられることもあります。

一般のクリニックや病院のカルテの保管義務は5年ですが、精神科はもっと長いのです。

私を信頼してくださっている方に対しては、医師の診断を受けなくてもピアノのレッスンの中で、発達障害の改善もできるようにレッスンを進めております。

私は、医師ではないので診断をする権利はありませんが(医師法により医師以外の人間は診断ができません)、心理学や精神分析学を学んでおり、40年の指導経験で培った知識と心理学や精神分析学の観点から、定型発達と発達障害の子供の違いがわかるようになりました。

数年前までは、発達障害が疑われた場合、専門の病院の受診をお勧めしておりましたが、なんと全員が発達障害の診断を受けてしまいましたので、現在は親が受診を望まない限りお勧めは致しておらず、発達障害はその子の個性と思って改善できるようにレッスンを進めております。

診断を受けても、発達障害の根本的な治療はないのが現状なのです。

でも、その子の特徴をわかって改善することは可能です。

発達障害の子供は、見え方や感じ方、色々なことが一般的な人と違うようなのです。

先日の発達障害の子供のレッスンで、この子は知的障害もあるので音符は読めないので、右手は黒鉛筆でカナをふり、左手は赤鉛筆でカナをふり、弾かせているのですが、この子は赤がわからなかったようで、「これは何色?」と聞いたら「オレンジ」と答えたのです。

それがわかったら、左手も弾けるようになったのです。

発達障害の子供は、このようなことがたくさんあるのです。

こちらの見えていることを発達障害の子供に押し付けようとしてもダメなのです。

発達障害の子供の特徴に一つに「おうむ返し」がありますが、自分のことをわかってもらえないから、諦めて相手の顔色を見ながら相手に合わせるという手段を編み出したのではないかと思うのです。

人間誰だって最初から赤色を認識できたわけではなく、周りの大人が「これは赤」と教えたからです。

言語なのです。

ラカン派の精神分析は、「言語の世界」とか言って言語をとても大切にします。

ラカン派の精神分析を学ぶ人たちは、自閉症の研究もしております。

私もその一人で、私はピアノのレッスンを通して自閉症の研究をしております。