発達障がいの方に30年ピアノを教えてきて思う事。結城美帆子

自閉症スペクトラムやADHDなど発達障がいのお子様は、特別支援学校や特別支援クラスを選ぶ事ができ特別に支援を受けております。

何のための支援なのでしょうか?

支援の目的とは何なのでしょうか?

中学までは義務教育だから、学力が身についていなくても進級できる卒業できますが、高校からはそうはいきません。

義務教育とは、学校へ行けば良いという事だけではなく、文科省が定めた指導要項すなわち学力を身につける義務もあるのではないでしょうか?

学校と親には、子供に学力を身につけさせる義務もあるのではないでしょうか?

障がいがあるからできなくていいという事ではなく、社会で生きていくために必要な事を学び身につけさせる事が義務教育であって、そのために支援があるのではないでしょうか?

外国では、たとえ義務教育でも学習要項に定められた事が一定基準に達していない場合は進級をさせず落第になる国もあります。

義務教育の内容は、社会の中で生きていくために最低限度必要な事を学ぶだけですから、その最低限度の事が出来ていなかったとしたら、どうなのでしょうか?

多くの小学校は、相対評価ではなく絶対評価ですから、「良く出来る」までは出来なくても構わないと思いますが、「出来る」という評価はほしいですね。

一般の小中学校と特別支援学校は、そもそも教育の目的が違うと思います。

親は、子供の将来の事をよくよく考えて、どこで何を何のために学ばせるかをよくよく考えて、選ぶ必要があると思います。

なぜなら、子供は自分で選べないですからね。

私は、障がいがあっても、ピアノが弾けるようになる事を目的に教えており、機能改善を目的とした音楽療法は行っておりません。

私が、発達障がいの子供に脳のトレーニングと読み書き計算の指導を始めた理由は、社会の中で生きていけるようにしたいからです。

学校では、出来なくても個人的な指導をしてくれたりはしないですから、出来ない事は親が教えるしかないのです。

私は、精神分析をもとにした自閉症者への指導方法を親に教えているだけです。

なぜなら、学習は毎日やる必要があるからです。