発表会について。結城美帆子

当教室では、何もなければ、毎年発表会を行っております。(今年度は私の都合でできませんでしたが)障害者と大人の初心者は、希望者のみです。当教室が、発表会を行う目的は、生徒も生徒の家族も指導者も1年間のレッスンの成果を検証し、反省すべきは反省し、次の目標を持ち、新年度からのレッスンにつなぐ為です。発表会は、自分も演奏して、お互いの演奏を聴きあうことが、大切なことなのです。レベルの下の者が、上のレベルの者の演奏を目指すような気持ちになることが、大切なのです。発表会は、自分が演奏をすれば良いと言う場ではないのです。次の目標を持つ場なのです。だから、ピティナピアノコンペティション全国大会で1位になった人の演奏を聴かせているのです。お互いの演奏を聴きあって、お互いに刺激を受けることが大切なのです。もし、レベルが低いので恥ずかしいから発表会に参加したくないと思われる方は、逃げずに頑張ってくださることを願います。小学生から始めた人が、幼稚園生から始めた人を追い抜いたり同じレベルになるには、幼稚園生から始めた人の倍以上頑張らないと難しいです。人前で演奏する場があるから、目標に向かって練習することもあります。私自身、何の目標を持たない生徒さんは、何をどう教えてよいかわからないのです。バイエルを最後まで弾けるようになりたいとか、コンペティションで地区予選を通過したいとか、〇〇音楽大学に合格したいとか、両手で弾けるようになりたいとか、ソナチネアルバムが弾けるようになりたいとか、具体的な目標をお話し頂かないと、どのようにご指導させて頂いたらよいのかわからないのです。なので私の勝手な想像で、バイエルを勉強している生徒にはバイエルが最後まで弾けるように教えるのですが、最後まで行かないのに、壁を乗り越えずに途中でやめる人がでるとピアノを教えるのが嫌になるのです。ピアノって簡単に弾けるようになるものではないのです。難しいところもあり、壁もありますが、指導者は、生徒が壁を乗り越えられるように一生懸命考えて指導しているのですが、それで途中でやめられてしまうと、こちらもやる気をなくしてしまうのです。指導者のモチベーションを下げず、生徒さんがより良いレッスンを受ける為にも、一般の生徒さんは一年ごとにレッスンの目標を立てて頂いて指導をしております。コンクールを受ける方や、音高音大受験の方は、目標が達成できるように指導します。私のパーソナリティーなのでしょうが、目的も無く目標も無くダラダラした指導はできないのです。どんなものにも臨界期があり、時間は無限ではないのです。時間は限られております。