病気を伏せて仕事を続け亡くなられた有賀さつきさんに共感。結城美帆子

芸能人の中にも、自分の病気を公にしている人もいるけど、聞いている人は興味だけではないかと思います。有賀さつきさんの事もみんな興味で死因を知りたいだけでしょう。自分の事は自分で考えるしかないのです。相談なんてできるものではないと思います。私自身も闘病中は、誰にも言いませんでしたし、親にも相談しませんでしたし、極力仕事も休まないようにしておりました。手術で入院をしなければならなかった時は、「ちょっと外国に勉強に行くので」と言ってお休みしました。今だから言える事ですが、顔色が悪いのを悟られないようにワインを飲みながらレッスンをしていた時もありました。もう30年以上前の話ですが。ピアノを教えている事が、生きる支えになっておりました。それでも、半年位の間に20キロ位痩せましたので、生徒さんの中には、あとになってから言われたのですが「レッスンに来るたび細くなっていくのでこわかった」と不安を与えていたようでした。他人は「心配している」なんて言っていても興味だけですから、興味の餌食にはなりたくないと思いましたし、親に言わなかったのは、言っても親が何かできるわけでもないですし不安にさせるだけですから言いませんでした。治る病気は言いますが、治らない病気は誰にも言いません。誰にも知られないでころっと死ねたらいいなと思います。化粧もしていないスッピンの顔を見られるのは絶対の嫌だな。病気の時の顔は絶対に見られたくないな。