生徒さん達から力をもらうこともあります。結城美帆子

障害がある生徒さんにピアノを教えるのは、

健常者に教えるよりも大変で、

疲労困ぱいするのですが、

発達障がいの改善が見られる生徒さん達を観ると、

もう少し頑張ってみようかなという気持ちになります。

昨日レッスンにお越しになられた自閉スペクトラム症の〇〇ちゃんは、

自閉症の特徴の一つなのですが挨拶をする時に横を向いていたのですが、

先週から私の顔を見て挨拶ができるようになり、

レッスン中も、

わからない時は、

私の顔を見つめて、

まだ言葉にすることはできませんが、

目で自分の気持ちを訴えることができるようになりました。

自閉症の子供にとって、

相手の目を見るということは

大変なことらしいのです。

自閉スペクトラム症の人が、

他者に「わからない」と自分の気持ちを言えることも、

すごく大変なことのようです。

統合失調症の人は、自分が精神を病んでいると自覚ができないと言われますが、

自閉スペクトラム症の人も、

他者のことはわからないわけですから、

自分が自閉スペクトラム症で他の人とは違い障害があるとはわからないようです。

もしかして自分は自閉スペクトラム症かもしれないと思う時は、

二次障害にあった時や、

なんとなく生き辛さを感じた時かもしれません。

親や周りの大人になんとなく上手く保護されている人は、

自分が自閉スペクトラム症と気づかないで大人になっている人もいるようですし、

最近は、

認知症と思われていた人が実は発達障害だったということもあるとのことです。

私は、

知的障害者が入所している施設で働いた経験や精神分析で自閉症を学んだ経験からか、

数回お会いすると、

わかるようになりました。

以前、

ラカン派の精神分析家向井雅明先生から「精神分析は診断は関係ない」と言われたことがありますので、

私も、

自閉スペクトラム症の診断を受けていようが受けていまいが、

健常者であろうが発達障害者であろうが、

関係なく、

全ての生徒さんが、

私とのピアノのレッスンを通して、

人生の質と価値が高められるように、

誠心誠意レッスンをされて頂きます。

ピアノを楽しむのに、

健常者も障害者も関係ないです。