生徒さんの本音。結城美帆子

熟年の生徒さんから言われたこと。

「健常者と障害者が一緒の発表会は参加したくない」と言われました。

「自分は障害者じゃないのに障害者って思われてしまうようで」と言われました。

間接的ではありますが「結城先生は、なんで障害者なんかに教えているんだ?」と言うことも聞きました。

この生徒さんは、今まで発表会を見学には来ておりますが、一度も参加はされておりませんでした。

本音は、障害者と一緒の発表会は嫌だと言うことだったのでしょうね。

発達障害者で特別支援クラスに通っている子供の親からは、障害者のみのコンサートには参加をさせたくないと言われました。

これが本音なのかもしれませんね。

私は、ピアノを教えるのに健常者も障害者も関係ないのですが、生徒さんや親御さんたちは違うのかもしれませんね。

私は、健常者だろうが障害者だろうが、上手に弾けるように教えているだけなのです。

上手に弾ける定義が曖昧なので、コンクールに参加させて結果を出せるように指導をしているだけなのです。

障害がある生徒にコンクールで結果を出せるように教えるのは、すごく大変です。

知的障害を伴わない発達障害の方の場合は、子供本人はもちろん自分が発達障害なんて思っておりませんし親も思っていないですから、コンクールで結果を出すのは、すっごく重労働なのですが、結果を出してあげれば、発達障害でもピアノで自分に自信を持つことができ、生きていく上で重要な自己肯定感を高めることもできますから、今まで一生懸命にやってきました。

発達障害の子供にピアノを教えて30年以上になりますから、発達障害のお子さんは心理テストをしなくても、3ヶ月もすれば程型発達のお子さんか発達障害のお子さんなのかわかるようになりました。

発達障害お子さんは、ピアノの弾き方にも特徴があるのです。

経験から得たことなので、論文にもなっておりませんが、明らかにピアノの弾き方に特徴があります。

私は、たとえ発達障害があっても、本人が生き辛さを感じていなければ、あえて診断を受ける必要はないと考えております。

子供の発達障害の場合、親が子供を育てにくいから相談機関に相談をするようです。

自分の気持ちをわかってもらうのって、本当に難しいですね。

健常者と障害者が一緒の発表会をするのは難しいかなー、、、、

私は、障害者に同情心を抱いて指導をすることはありません。

健常者も障害者も、私のピアノ指導の目的は、ピアノの指導を通して「生きる力」を育てることなのです。

その為に、コンクールを活用しているのです。

コンクールで成功体験を積み重ねて、自分を信じる力を育み、自己肯定感を高め生きる力をつけて欲しいのです。

そうすれば、どんなに状況が変わっても、職種が変わっても自立して生きていけます。