生徒さんの成長

生徒さんの成長

自閉スペクトラム症で通級で学んでいる中学2年生の生徒さんです。

年長さんからレッスンにお越し頂いている生徒さんですですが、初めて自ら弾きたい曲の楽譜を持ってきました。

ショパンの「黒鍵のエチュード」です。

心の中では涙が出るほど嬉しかったです。

ピティナピアノコンペティションも参加したいようです。

E級の課題曲を5ヶ月で4曲仕上げるのは難しいかもしれませんが、予選だけであれば2曲仕上げれば良いので、予選通過を目標に予選だけ参加するのも良いと考えております。

E級は高校一年生以下なので、来年も同じ級に参加できますし、ショパンのエチュードとバッハの平均律の課題曲は変わらないと思うので、今年に曲学んで来年2曲学べは、来年は地区本選出場を目指して参加できます。

ピアノの指導は、一人ひとりの生徒さんの生涯のピアノライフを考えて指導計画を立てて行うことが大切と考えております。

中学受験をされる生徒さんの場合には、小学5年生までにピティナピアノコンペティションのC級の課題曲が弾けるようにレッスンを行っており、中学受験をされない生徒さんは、小学6年生でC級の課題曲が弾けるようにレッスンを行っております。

C級までがピアノ学習の土台です。

ピアノの本当の楽しさは、D級からで、バッハの平均律やショパンのエチュードが弾けるレベルからではないかと思います。

そして、ピアノの演奏とは奥がとても深く、この奥の深さに魅了されるのです。

その追究心は、命が尽きる時まで続きます。

ピアノ学習とは、終わりがあるようで終わりが無い、美しい音を求め続けることに幸せを感じる習い事かもしれません。

形があるものは、いずれなくなりますが、ピアノを愛する心・音楽を愛する心は死ぬまで生き続けます。

いや、作曲家の想いは作曲家の肉体は無くなっても作曲家の心・魂はこの世に残り生き続けるのです。

音楽って素晴らしいと思いませんか?