生きる力を育てるピアノのレッスン。結城美帆子

東京大学を卒業され電通に入社して自殺をした方がおりました。過労死の認定を受けることができたようですが、本人が生きかえるわけではありません。ちょっと考えてみませんか?自殺した彼女は、もしかしたらはじめて自分の思い通りにならない経験をしたのではないでしょうか?どんなに自分で努力しても自分で思った通りの結果が出ないこともあることを誰からも教えてもらうことがなかったのではないでしょうか?生きて行く上で大切な強くしなやか心が育まれなかったのではないでしょうか?私のピアノのレッスンでは、ピティナピアノステップや検定・コンペティション等に参加をすることにより、どんな困難な壁をも乗り越えられる強くしなやかな心を育み、一歩一歩確実にレベルアップしていきます。世の中、何でもかんでも、自分の思い通りになるとは限らないということを、どんなに努力しても自分の思い通りにならないこともあるということを、適当な時期に学んでおくことも大切なのではないでしょうか?生きる力を育てるということは、困難な壁にぶち当たった時に、自殺をすることなく生きる方法を考えられる人間に育てるということです。何かを得るためには、何かを捨てなければならないこともあります。何かを得るためには、何かを諦めなければならない時もあります。精神分析の言葉を使えば、去勢コンプレックスの解消とでも言いましょうか、ペニス羨望とでも言いましょうか。自殺をした彼女は、自分が生きるためには、何を捨てたら良いのかわからなかったのか、それともどれも捨てることができなかったのかわかりませんが、自分の生命を捨ててしまったのですね。残念です。御冥福をお祈り致します。私のピアノの指導の目的の一つは、どんな困難な壁にぶち当たっても、自分の人生を自分の責任において生きていける人間を育てることです。