ピアノ教室とは、単にピアノの弾き方を教えるだけではありません。
ピアノの指導者は、常に音楽家であり教育家でなければならないと思っています。
生きていく上で何が大切なのか?
なぜ、生きるのか?
なぜ、生まれてきたのか?
幸せになるためです。
愛するために生まれてきたのです。
「あなたは大切な人ですよ。あなたは愛されています!」ペトロ・ボン・エッセン神父様の著書より〜
ペトロ・ボン・エッセン神父様と出会ったのは、20年以上前のことです。
神父様自らオルガンを弾かれての御ミサでした。
「平和は曲の中の美しい和音のようなものです。美しい和音ができるためには、全ての音符は『ド』という基本的な音符に正しく合わなければなりません。人間は父なる“神の御心”に合わせ、お互いを兄弟姉妹のように受け入れ合って生きるなら、本物の平和が響くでしょう。」ペトロ神父様のお言葉でした。
ピアノを通して音楽を学んでいる私たちは、音楽人としてお互いを愛しみんなが幸せに生きることができる社会を作ることができるはずです。
障害者が尊厳を持って自分らしく幸せに生きられる社会は、誰もが尊厳を持って幸せに生きられる社会です。
「犯罪を憎んで人を憎まず」
犯罪者を憎むよりも、どうしたら犯罪者を生み出さない社会になるかを考えませんか?
犯罪者を非難したり排除するよりも、犯罪を犯すような人間に育てないようにすることが、社会の幸せにつながるのではないでしょうか?
私は30年にわたり発達障害者や精神障害者福祉手帳の交付を受けている人たちにもピアノを教えておりますが、生まれながらに脳に問題があり善悪の区別ができない人もおりますが、人間の愛によって自分を律し破壊行動を抑えることもできるのです。
発達障害でも、お医者様になられた方や、研究者になられた方、芸術の分野で活躍している人もおります。
障害者でも、自分の力で稼いで自力して生活をしている人をたくさん知っています。
たくさんの愛情で子どもを育てましょう!
たくさんの愛情で育った子どもは、犯罪者になることはありません。
犯罪を犯す人は、愛に飢えた可哀想な人なのです。
この世に生を受けた人、この世に生まれてきた人は、どんな人でも母親に愛されて生まれてきたのです。
古い言葉を使いますが、母親は10ヶ月と10日自分の子宮で我が子を育てているのです。
母親の愛無くしてできると思いますか?
妊娠している期間、子宮で我が子を育てている期間、母親は自分の命の危険だってあるのです。
当教室に、現在妊娠中の生徒さんのお母様がいるのですが、抗体ができてしまう体質とのことで血液をサラサラにする薬を服用しているとのことです。
母親は、我が子を命懸けで育てて、命懸けで産むのです。
愛が無かったらできることではありません。