母親の死は、娘にとって特別な事のようです。結城美帆子

これまで、父方と母方の4人の祖父母を見送り、父を見送り、子供を見送り、それぞれにとても辛かったですが、なんとか立ち直り仕事を続けてこられました。母親の死は、これまでとは違うようです。母が亡くなって3ヶ月が過ぎましたが、仕事中は何ともないのですが、生徒が帰って一人になるといまだに悲しみが襲ってきます。なので、母のおかたずけがまだ全然できていないのです。ピアノの先生になるためには、小さい頃から母と二人三脚が長い間続きますから、絆を断ち切るのは大変なのです。私たち親子も、母は私であり、私は母でもあったりで、精神分析的な観点から観ると非常に面白い関係です。一心同体なのです。ですから、母が死ぬと言う事は、私の死を意味するのです。不思議と生徒さんのレッスンをしているときは、母の事が頭から離れるのです。たぶん、母親と言うのは、誰にとっても大きな大きな存在なのでしょうね。