母への思い。結城美帆子

母への憎しみが強い時期もありましたが、今は感謝の気持ちでいっぱいです。母への憎しみの原因とは何だったのか?エディプスコンプレックス、去勢コンプレックス、色々あったのかなと思います。私にとって母はあまりにもすごかった。母の涙を見たことがありません。「男は人前で泣くな」と言われると思いますが、母は女であっても人前で泣くことはありませんでした。朝は私が起きる前に起きて、夜は私が寝るまで起きておりましたので、今思えばいつ寝ていたのだろうと思います。母は風邪とか何らかの病気で寝込んだこともありませんでした。総領娘として一生懸命に生きてきたのだろうと思います。私が入院し手術を受けた時も車で往復2時間以上もかかるところを毎日見舞いに来てくれました。今、あらためて母の強さを感じ、母の深い愛を感じます。母を助けたい。でも、助けられない。愛する母によって切断と去勢を受け入れることになるであろうと思います。