格差。結城美帆子

世の中、格差がますます広がっているように思いますが、そんな中、幼児教育の一律無料って如何なものかと思います。

ピアノのレッスン料金にしても、30分1,000円〜幼児でも2時間で30,000円もする先生もおります。

私は、障害者のレッスン料金は、作業療法の保険点数をもとに料金を設定しており、健常者に対しては弁護士の相談料やカウンセリングの料金・バレエやダンスの個人レッスンの料金など他の業種の料金を参考に料金を設定しておりますが、医師のセカンドオピニオンの金額を除いては、どの業種も、30分5,000円・60分10,000が相場のように思います。

1回のレッスンに30,000円も支払える人にも、幼児教育を無料にする必要があるのでしょうか?疑問です。

ピアノは、誰でもできるものではないですから、指導者を選んでレッスンを受ければ良いことですが、教育や医療・福祉は、誰でも必要なものだと思うので、あまり格差が大きいのは如何なものかと思います。

「看取る力」の著者の阿川佐和子さんが、お父様をお願いしていた療養病院は、手厚い看護と介護をしてくれるようですが、ホームページを見ると個室で月65万円〜と書いてありますし、ご家族様には、経済的なご負担だけして頂ければ、すべて致しますとも書いてあります。

特別室の場合は、もっとお高いでしょうね。

経済格差は、しょうがないと思いますが、医療や福祉にまでこんなに格差があって良いのでしょうか?

おそらく、阿川佐和子さんがお父様をお願いしていた療養病院は、月々100万円くらいはかかると思います。

稼げる人が、死ぬ時も幸せと言うことなのでしょうか?

私が年に数回検査に行く亀田病院の京橋クリニックも、特別診察室なるものがあって、通常の料金にプラス10,000円お支払すると、特別診察室で診察室を受けられるのです。

政治家や芸能人など、誰にも知られたくない人には特別診察室は良いかもしれませんね。

慶応大学病院は、政治家や芸能人、著名な方が専用に入院される特別病棟があるのです。

医療に差別はないと言われますが、無いとは思えません。

だから、命を守るために大切なのは、病院を選ぶのではなく、医師を選ぶのです。

医師も人間ですから、みんな同じと言うわけではないと思います。

どこでも同じではないのです。

医師も、ピアノの指導者も、選ぶ側の選ぶ責任があると思います。

良い医療を受けるためには、普段からの付き合いが大切ではないかと思います。

だから、病気になる前に行くのです。

指導者を探している人は指導者を選ぶ権利がありますが、指導者も生徒さんを選ぶ権利がありますので、私は、お会いして指導方針や考え方が合わないと思ったときは、レッスンをお引き受けできない場合や、いったんレッスンをお引き受けしてもお断りをさせていただく場合もあります。