本音と建前。結城美帆子

昨日レッスンにお越しになられた生徒さん、80歳を過ぎた内科のお医者様です。

毎週レッスンにお越しになられて、お家での練習もとてもよくされており、勉強されており疑問に思われたことは質問してくださり、私もとても勉強になっております。

長く勤務されていた病院を退職され、現在は別の病院で診察をなさっているとのことですが、音楽への想いやピアノの演奏から患者さん思いのとてもお優しいお医者様のように思います。

長く勤務されていた病院を退職されたわけは、経営者と医療に対して考え方が合わなかったようです。

「デイケアの患者や老人は治療をするな」というのが国の本音なのでしょうね。

経営者からしたら、お金にならない患者はいらないですよね。

でも、医者は治療をすることが仕事ですから、本音と建前の狭間で悩まれるお医者様もいるのでしょうね。

入院治療は、包括ですから、単価が高い薬を使わない病院もあるのです。

母が脳梗塞を発症した時、プラザキサを使っていたのですが、急性期病院から回復期病院を探している時に、「身体拘束はしません」とパンフレットに書いてあった筑波記念病院に問い合わせましたら、プラザキサを使っている方の受け入れはできないと言われました。

プラザキサは、新しい薬で薬価が高いのです。

なので、筑波記念病院は患者ファーストの病院ではないと思いました。

病院も慈善事業をしているわけではないですからね。

元気な時に、自分の最期を考えておくべきですね。

ぼけた時も、どうしたいかをボケないうちに考えておいたほうがいいです。

そうしないと、いじくりこんにゃくにされて、もうダメになったら、犬や猫を捨てるようにポイされるのが今の国が行っている医療のように思えます。

日本においては、安楽死は認められておりませんが、治療を拒否する権利はあると思います。

家族がいる場合は、本人が治療を拒否する場合は、公正証書にしておいたほうが良いかもしれません。

私は、ボケでまで生きていたくないし、支援を受けてまで生きていようとは思わない。

治療を拒否する勇気、死ぬ勇気も必要なのではないかと思います。

私は、不器用なので本音と建前の使い分けができないのです。

なので、レッスンでも本音を言ってしまいますので、生徒さんによっては凹んでしまう方もいるかもしれませんね。