月に一度の岡部クリニックへの定期検査へ行きました。結城美帆子

検査の結果は、すべて異常無しでした。

血圧も良好です。

「認知症を発症したら生きていたくないのでルーティンを決めていて、こなせなくなったら認知症って自覚ができるかなと思うのですが」と申し上げましたら、

「認知症になってもルーティンは最後まで残る」と言われました。

認知症は、自分では認知症とわからないとのことです。

「認知症予防に毎月新しい楽譜を購入して練習するようにしているのですが、いかがでしょうか?」と尋ねましたら、

「同じ曲を練習していても習慣になっているのはダメだけど、新しい楽譜を練習するのは良いと思います。」

と言われました。

認知症は、自分で自覚できないということは、本人はわからないわけですから、本人は辛いということはないかもしれませんね。

感情移入をするから、認知症に人は自分がわからなくなって辛いだろうと周りの人が勝手に思っているのかもしれませんね。

認知症は、家族や周りの人が大変なのでしょうね。

介護保険は、本人の幸せのためではなく家族や周りの負担を軽減する為なのでしょうね。

私は、脳血管性の認知症を発症した祖父母と母の3人を施設に入所させることなく自宅で介護をし看取りましたが、精神分析的観点から観ておりましたので、3人とも認知症を発症したから自分がわからなくて辛そうに思えて可哀想とか気の毒に思うことはありませんでした。

抑制していたものから解放されていくように思えました。

日本人は、本音と建て前の中で生きておりますから、認知症になると本音だけで生きるようになるように思いました。

祖母は、食べたいものを食べるようになりましたし、母は病院で順番を待っている時に「まだなの?」というようになりましたし、認知症を発症する前はすごく我慢強い母だったのですが、我慢をしなければならないという抑圧から解放されたのです。

認知症になると、抑圧が解け、その人の本性が現れるだけのように思います。

抑圧が大きかった人ほど、落差が大きいかもしれませんね。

普段から少しづつ抑圧を解放するようにしていけば、認知症になっても心配ないと思います。

逝き方は、生き方です。