暗譜が得意よりも、初見演奏が得意に。結城美帆子

暗譜が得意よりも、初見演奏が得意な方がピアノを楽しめると思います。初見演奏が得意になれば、たくさん練習しなくてもすぐに弾けるようになりますので、ピアノを弾くことがより楽しいと思います。練習が必要なのは、速く弾けるようにする時です。速い曲でなければ、楽譜を見たらすぐに弾けます。私は、初見演奏が好きです。なぜ、私が初見演奏が好きになったかと言うと、私がピアノを教わった先生が、基礎をしっかり教えてくれたからだと思います。なので、すごく感謝しております。暗譜をする脳と、初見演奏をする時の脳は、使われる脳が違うようです。私は、練習をしているうちに楽譜を覚えてしまうのですが、覚えられない人もいるようです。私の場合は、楽譜を覚えるので、同じ楽譜を使わないと覚えられません。声楽の曲を覚える時は、楽譜ではなく、情景や感情を覚えます。オペラのアリアを覚える時は、主人公になりきると覚えようとしなくても自然に覚えられます。たぶん、ピアノの曲を覚える時に使われる脳と、歌を覚える時に使われる脳も違うのでしょうね。人間て不思議ですね。ピアノは、脳の発達や認知症の予防に良いと言われておりますが、ピアノを弾くためには、脳をフルに使わなければ弾けないからでしょうね。何かの論文にありましたが、ピアノを15週弾くと新しい回路ができるのだそうです。私は、近現代の曲は得意ではないのですが、生徒がピティナピアノコンペティションに参加する場合は指導者自身も弾けるようにしないと教えられないので練習しますが、近現代の曲の練習をすると、すごく頭も体力も消耗するようで、お腹がすきます。でも、生徒さんは、近現代の曲が好きな子が多いです。私は、モーツァルトやハイドン・ベートーベンなど、古典が好きなのですが。認知症の予防のために、苦手な近現代の曲も一生懸命練習してます。認知症の予防と機能維持のためには、たえず新しいエチュードを弾くことが良いようです。