新型コロナウイルスは大変だけど、、、結城美帆子

新型コロナウイルスは大変だけど、人間が忘れかけていた大事なものを思う出させてくれそうな気がします。

心を研ぎ澄まして、心の耳で聞き、心の目で見ると、人間にとって本法に必要なものが聞こえてきて見えてくるような気がします。

私は無宗教なのですが、大きな力を感じることがあります。

なぜ、クルーズ船で感染者が多く出たのか?

なぜ、イタリアで感染者が多いのか?

一緒に音楽を学んだ友人が、イタリアにおります。

精神分析家ラカンは、フロイトへの回帰と言いました。

今、我々は、何か大事なものを置き去りにしてきているような気がします。

愛する音楽も、大事な何かを忘れかけているような気がします。

コンペティションで生徒を全国大会に出場させて金賞を受賞させた先生が、本当に音楽を愛している優れた指導者なのでしょうか?

音楽とは、何なのでしょうか?

ピアノを習うということは、どういうことなのでしょうか?

なぜ、ピアノを習うのでしょうか?

ミラノのスカラ座が公演を中止している意味は、何なのでしょうか?

私の生徒さんたちも、ピティナピアノコンペティションに参加をしておりますか、けして他者と争うなどという愚かな気持ちを抱くことなく参加をして欲しいと願っております。

私がコンペティションへの参加をお勧めしている理由は、コンペティションに参加をすることで、音楽を深く学びより楽しむことができますし、舞台で演奏することにより、礼儀や所作などのマナーを自然に身に付けることができ品格と教養を養えるからです。

私は、音楽の勉強をしている中で、礼儀や所作・マナーなどを学ばせて頂きました。

礼儀や所作は、心が伴わなければ得られないことです。

今年は、コンペティションのF級に参加される生徒さんがいるので、課題曲の選曲をしていたところ、近現代にモンボウがありました。

なんということでしょう!

モンボウは、私がピアノ教室を始める時、指導の仕方を教えて頂くためにお世話になった先生が、モンボウがお亡くなりになられて後、モンボウの奥様から直接モンボウの作品のレッスンをお受けになられた方なのです。

作曲した本人にレッスンを受けることが、一番作曲家の意図を教えて頂けますからね。

栗本尊子先生は、山田耕筰先生から直接レッスンをお受けになられた先生ですし、丸山徳子先生は三浦環先生から直接レッスンをお受けになられた先生です。

指導者の役目の一つは、作曲家の想いをなるべく正しく後世に伝えて行くことではないかと思います。

モンボウの奥様から直接レッスンをお受けになられた私の恩師は、モンボウ没後30年のコンサートも行っており、その時、今回の課題曲も演奏されております。

彼女は、演奏の他、海外で国際的なピアノコンクールでの審査員もしております。

指導もしているようですが、受験生やコンクールに参加される人のレッスンは行っていないようで、心から音楽を学びたい人、心からモンボウを学びたいスペインの音楽を学びたい人にレッスンをしているようですね。

ずっとご無沙汰していたのですが、今回のピティナピアノコンペティションの課題曲を見て思い出し懐かしく思うとともに、私は心あるたくさんの先生に恵まれていたことに、あたらめて気づかされました。

感謝です。

新型コロナウイルスがなかったら、〇〇先生のことを思い出すこともなかったと思いますし、人間の心に気づくことはなかったと思いますので、全てに感謝です。