教育虐待。結城美帆子

「教育虐待」とは、「あなたのため」という大義名分のもとに親が子に行ういきすぎた「しつけ」や「教育」のこと。

どこまでの厳しさは許されて、どこからが教育虐待なのか、教育虐待を受けて育つとどうなるのか?

社会人になってから、うつ病を発症。

自分の髪の毛を抜いて食べるようになった男の子。

反抗期の代わりに表れた摂食障害。

万引き。

パニック障害。

自殺。

ピアノの家庭での練習も「あなたのため」と、けして言わないでください。

無理やり練習をさせないでください。

ピアノは、二人三脚ではありません。

子供は子供です。

親は、ただ見守ってあげれば良いのです。

練習をしないからと叱る必要もなければ、頑張ったからとご褒美をあげる必要もないのです。

練習をするしないは、子ども自身が考え決めればよいことです。

子どもの人権を尊重しましょう。

子どもの人権には、三本の柱があります。

  ①「生まれてきて良かったね」と言ってもらえる。

  ②「ひとりぼっちじゃないからね」と言ってもらえる。

  ③「あなたの人生は、あなたしか歩めない」と認めてもらえる。

子育てとは、未来の社会のメンバーを育てることではないでしょうか。

子どもは、親のために生きているわけではない。

子どもは、親の望む人生を生きるものではない。

子どもが自分の力で人生を切り拓いてこそ、生きている実感を味わえます。

親ができることは、子どもを励まし、見守ることだけではないでしょうか。

親が子どものやることに手を出すのは、子どもに「あなたは私がいないと何もできない」というメッセージを送っていることにならないだろうか?

それでは、いつまでたっても精神的に自立ができないと思います。

自分の人生を生きている実感を味わえず、代わりに生き辛さを感じながら生きることになります。

自分ではない誰かのせいにしながら、誰かの人生だかわからない人生を歩むことになります。

子どもが、自分の人生を自分で選んで生きていけるように見守ってあげましょう。