振り替えレッスンについて。結城美帆子

「風邪をひいてお休みした場合の振り替えレッスンは、していただけるのでしょうか?」とか、「お休みした場合の振り替えレッスンは、していただけるのでしょうか?」など、振り替えレッスンについて聞かれることがあるのですが、ピアノの先生を雇っている場合に労働基準法で、例えば、月曜日3時〜3時30分の生徒が突然レッスンをお休みしたからと言って、経営者の都合で賃金を支払わないわけにはいきません。その上、火曜日の3時〜3時30分に振り替えレッスンをした場合、雇っている先生には、賃金を支払わなければなりません。各都道県ごとに最低賃金も決められておりますから、振り替えだから無報酬と言うわけにも参りません。また、労働基準法では、解雇は1ヶ月前と決められております。ヤマハやカワイの音楽教室で雇われている先生が、無料体験レッスンを行った場合、先生はヤマハやカワイの事業主から体験レッスンの報酬をいただいております。個人のピアノの先生は、無料で体験レッスンを行えば、どこからも報酬が入ってこないばかりか、光熱費や空調代などがかかりますから、マイナスなのです。無料体験レッスンは、広告宣伝費にもならないと顧問税理士に言われましたので、ピアノのレッスンは慈善事業ではないので、当教室では無料の体験レッスンもしておりませんし、無報酬の振り替えレッスンもしておりません。飲食店のドタキャンが問題になっておりますが、ピアノ教室も約束してあったレッスンを突然休むから、レッスンを受けていないからレッスンを返してくれとか、別の日にレッスンを振り替えてくれと言われても、生徒の都合でお休みした分のレッスン料を返したり、報酬をいただけない振り替えレッスンをしていたら、経営が成り立たなくなりピアノ教室が続けられなくなってしまいます。色々な教室のホームページを見ると、個人の教室は、無料で振り替えレッスンをしているところがあったり、月に一回限りと限定していたり、事前にわかっている場合は振り替えレッスンをしますが当日突然お休みした場合は振り替えレッスンは致しませんとか、毎日フルでレッスンをしている先生は振り替えレッスンはいっさいしないとか、一回のレッスン料が3万円とかの先生はお休みした分のレッスン料はいただきませんと言っておりますが次のレッスンのお約束がいただけないですから休めないとか、教室によって様々なようです。私も色々悩みましたが、ピアノの指導は、仕事なので、労働基準法をもとに規約を作っております。ピアノの先生は、生徒の皆様に雇われているのです。生徒の皆様(子供の場合はお月謝をお支払いいただく親御さん)が、雇用主です。お月謝制の方は、1ヶ月ごとの契約で雇われていると考えております。月4回コースの方は月4回固定制で、月2回と3回の方は1ヶ月ごとのお約束です。契約書を交わして後からレッスン料をいただいても構わないのですが、いちいち契約書を交わすのが面倒なので、レッスン料をお支払いいただいた時の領収書を契約書代わりとさせていただいております。もし、私が、お約束したレッスンを行わなかった場合、契約不履行で裁判所に訴えてることも可能です。労働基準法では、有給休暇と言うものもありますが、有給休暇は行使しておりません。それでも、どうしてもレッスンを受けた分しかレッスン料を支払いたくないと言う人もいると思いますので、当日の朝9時までにメールで予約を受け付けるワンレッスン制を始めました。何時〜何時の間レッスン希望とメールをいただければ、空き時間があればお受けいたします。ご希望の時間に空き時間がない場合は別の日にご予約いただくことになりますが、レッスンの最初と最後の時間はフリーで開けておきますので、時間制限がない方は比較的お受けできます。レッスン料は、多少割高になりますが、詳しくはお問い合わせください。