指導力があるピアノの先生とは。結城美帆子

もうすぐピティナピアノコンペティションの地区予選が始まりますが、結果を出せる先生が良いピアノ先生なのでしょうか?

結果を出すことも大切かも知れませんが、努力や頑張りだけで結果を出せるわけではないですから、私は結果を出せる先生が良い先生とは限らないと思います。

生徒が頑張っているとか努力とかを意識する事なく、本人が心から満足できるレベルに導く事ができる先生ではないかと思います。

努力とか継続力とか言われますが、ピアノを弾くことが楽しいと思えれば、ピアノを弾くことを努力とか頑張るとか思わないのではないでしょうか。

ピアノを演奏するということは、作曲家の思いを楽譜から全て正確に読み取り正確にピアノの音で再現すること、作曲家の思いを時代を超えて伝えていくことにあると思います。

作曲家の思いを楽譜から正確に全て読み取り正確に演奏することができれば、地区予選程度は通過できるでしょう。

その為には、耳が大事です。

正しいリズム、正しい音の高低を聴き分けられる力が大切なのです。

聴き分けらることができる耳がないと、正しいリズムと正しい高低で弾くことが出来ないのです。

リズムは、正しい拍子が打てないと正しいリズムが打てません。

音楽の三要素とは「リズム・音程・ハーモニー」です。

まずは、リズムです。

リズムが、高低を生むのです。

拍子がなければ、音楽にはなりません。

音楽は、神様が人間に与えた最大の贈り物です。

犬も「ワンワン」と吠えて、あたかもリズムのように聞こえる時もありますが、犬の「ワンワン」には、強弱もしくは強弱弱の一連の規則はありませんので、リズムでもなければ音楽でもないのです。

オウムが人間の言葉を真似てあたかも人間の言葉をしゃべっているように聞こえますが、意味がないので言語とは言えません。

せっかく人間に生まれてきたのですから、言語の世界に入り音楽を楽しみましょう。

音楽はと言語は、人間に与えられた神様からの最大の贈り物ではないかと思います。

自閉症の人は、精神分析的な言い方をすれば、言語の世界へ入れない状態です。

言語の世界へ入れなければ、心から音楽を楽しむことができない。

自閉症の人も、心から音楽を楽しめることができるように、音楽の力で、自閉症の人が安心して言語の世界へ入ることができ音楽を楽しむことができるように導きたいと思います。

頑張る方向、努力の方向を、間違わないように致しましょう。