拍子がないと音楽とは言えないのですが、子供も大人も拍子が打てない生徒さんがおります。
カラオケが無い時代、宴会や観光バスの中でアカペラで誰かが歌いだすと、自然にみんなが手拍子を打っていたと思いますが、最近は手拍子を打つということもなくなったように思います。
手拍子が打てることは、ピアノを弾く上で重要なことなのかもしれません。
正しく拍子が打てないと、8分音符が出てくると裏拍がとれないので大きな壁になるようです。
音楽は、足し算ではなく割り算の感覚なのです。
例えば、全音符の二分の一が二分音符で、二分音符の二分の一が四分音符で、四分音符の二分の一が8分音符、8分音符の二分の一が16分音符、、、、、、というようになりますので、二つに割れることと3つに割れることが正しくできることが必要なのです。
これがなかなか難しいようなのです。
小さい頃から拍子を打ったり、リズム打ちをしている生徒さんは、すんなりできるのですが、小学生以上で始めた生徒さんは難しいようです。
これが、適齢適期レッスンが大事ということなのかもしれません。
知的障害の生徒さんですが、最初は音楽を聴くこともできなかったので、聴くことができなければ音楽に合わせて手拍子を打つこともできなかったのですが、現在は小学3年生になり、音楽に合わせて拍子が打てるようになりました。
音楽の三要素は「リズム・音程・ハーモニー」です。
導入期は、リズム感を養うことが大切です。