感性や品格を育てるには。結城美帆子

環境が一番大事ではないかと思います。

ブルグミュラーコンクールに参加する数名の生徒さんが、ピティナピアノコンペティション全国大会出場者数ナンバーワンの渡部由記子先生のレッスンを受けに行っておりますが、渡部先生から「舞台に出てきただけで8割決まる」と言われ、先週のコンクール前の最後のレッスンでは、舞台袖からの歩き方、目線、お辞儀の仕方、座り方、お母様の足台のセットの仕方、椅子の上下の直し方、椅子の上下は何回までなら直しても良いか、椅子に座って弾き始める前は、何秒か、その時心の中で考えること、などなど細かいご指導を頂きました。

お家でも本番で着るドレスを着て靴を履いて練習することも言われました。

昨日のホールレッスンで、渡部先生がおっしゃられたことがよくわかりました。

衣装を身につけると、上手に聴こえました。

生徒さんたちも、演奏する喜びや人に聴いてもらう喜びを感じたようで、テンションが上がり、いつものレッスンよりみんな上手に弾けました。

あたらめて、環境って大事だなと思いました。

そして、環境が、感性を育てるんだなと思いました。

環境が、感性や品格を育てるんだなとも思いました。

衣装を着た生徒さんたちは、ピアノが上手なお坊ちゃん、お嬢ちゃんに見えましたし、本当に上手に弾けておりました。

渡部由記子先生のおっしゃることは、なるほどなるほどです。

音楽は、人間を育てますが、こう言うことなんだなと実感しました。

誰かに自分の演奏を聴いてもらう喜びが、人と人のコミニケーションを生み出すのです。

昨日のホールレッスンで、初めて会話をした人同士でも、ピアノという共通のものがツールとなり、同じ目標を持つもの同士だからだと思いますが、お互いに打ち解け仲良くなりました。

私は、人と人がお互いに相手のことを思いやっている姿が大好きなのです。

昨日は、生徒さんやお母様方の様子を見ていて、幸せに浸りました。

お互いが、お互いの子供を真剣に応援している姿って、すごく美しいです。

これは、人間しかできないことです。

人間の「愛」がなせる技です。

「愛」が満ち溢れた社会は、幸せな社会です。

私は、ピアノの指導を通して、「愛」をいっぱい育てたいと思います。