愛情飢餓。結城美帆子

児童虐待とか、アルバイトテロとか、あおり運転とか、みんなイライラしているのでしょうね。

自分の満足していないのでしょうね。

学校にも変な先生がいるようですし、介護施設にも変な職員がいるようですし、変な人はそこいらじゅうにいるようですね。

何か事件を起こした人達の多くは、被害者と言われる方の人もですが、「皆さん自分は正しい、自分は間違っていない」などと加害者も被害者もお互いに自分の正当性を訴えているように思います。

「あなたは間違っている」と言われるのを嫌っていると言うか、恐れているように感じます。

マルかバツだけではないですし、白か黒だけではないと思うのですが、マルかバツの教育を受けてきた人や白か黒の教育を受けてきた人たちは、いつも自分はマルでなければならないとか、白でなければならないとか、自分はいつも正しいことをしなければならないと思うかもしれませんね。

大人から見て、正しい時は褒められて、間違った時は怒られたり無視されたりいい顔をされない大人に育てられた子供は、大人になっても間違うことを恐れるようになったり、失敗を恐れて挑戦することを避けるようになるかもしれませんね。

パニック障害の人も、根っこにあるものは同じだと思います。

実は、私自身若い頃は、マルかバツ、白か黒の人間でした。

社会に出て、責任が増すにつれ、そんなことは言っていられなくなり、色々な人生経験をして、世の中マルかバツや白か黒ではないことがたくさんあることを知りました。

顧問弁護士や司法書士の先生にも、事あるごとに「子供みたいなことを言ってんじゃないよ」みたいなことを言われたこともありました。

正しいことって変わることもあるでしょう。

今正しいと言われていることが、50年後正しいとは限りません。

旧優生保護法なんかは典型的な例ですよ。

教育にしても、戦前と戦後は、私の親の話だと全く違ったようですし。

マルかバツではなく、考える力を養うような教育が必要なのではないでしょうか。

その為には、いっぱいの愛情で子供を見守ってあげることではないかと思います。

ホールデイング、子供が安心して考えることができるように、抱えてあげることが大切なのではないでしょうか。

虐待をする親は、自分自身が虐待を受けて育った人が多いと聞きますし、愛情飢餓なのでしょう。

パニック障害や摂食障害も、愛が欲しくて、空気をいっぱい吸って過呼吸を起こしますが、「愛をください」と言って空気をたくさん吸ってしまうようですし、摂食障害も同じようで、どちらも愛が満たされていないようです。

パニック障害で過呼吸を起こした場合、以前は病院へ行くと紙袋を口に当てて呼吸をさせて対応したようですが、現在は厚生労働省からのお達しで、紙袋を口に当てる治療は禁止されたので、過呼吸で病院へ行っても何もしてもらえなくなったようです。

パニック障害も摂食障害も自分自身の心の問題なのです。

最近は、パニック障害が増えていると聞きますが、自分の子供がパニック障害を起こすことがないように、たっぷりの愛情で育てましょう。

ただ、難しいのは、自分はいっぱいの愛情で育てているつもりでも、子供が愛情不足と感じている場合は、愛情飢餓になるようなのです。

子育てって、難しいですね。

実は、私も高校生の時にパニック障害を経験しました。

私自身の経験から、本当の愛がわかるとパニック障害は自然に消えます。

ラカンの精神分析で言う「スカロボフェア」です。

「真実の愛」に出会うことができれば、パニック障害も摂食障害も自然に消えます。

パニック障害は、息ができなくなり死んでしまうのではないかと思うほど苦しいですが、真実の愛に出会えれば、克服できます。