新型コロナウイスル肺炎の国の対応がゴテゴテですね。
想像力の欠如ではないでしょうか?
多くの子供たちに40年ピアノを教えてきて思うのは、想像力が働かない子供たちが増えているように思います。
自分が弾きたい曲が弾けるようになった自分を想像するから、想像を現実のものにする為に毎日の練習という努力ができるのではないかと思うのですが、、、、、
ピアノが上手く弾けるようになるには毎日の練習が必要ですが、「〇〇が弾けるようになりたい」とか「コンクールで優勝したい」など、具体的な目標を持ち、達成できた時の自分を想像し、夢を叶える為に目標に向かって練習という努力ができるのではないでしょうか。
ピアノは、具体的な目標が無かったら、ただ先生や親が練習しろって言うから練習をしているだけだとしたら、ピアノを弾くのはつまらないだろうなと想像しますし、ピアノが虐待にもなるのではないかと想像できます。
先日のレッスンで、ハノンを意欲的に練習をしていないように思えた小学5年生の生徒さんがおりまして、「どうしてハノンを練習するのかわかる?」と聞きましたら、「わからない」とお答えになりました。
ハノンに入る時に、ハノンをなぜやるのかの説明はしているのですが、この生徒さんの心の奥には届かなかったということだったと反省をして、もう一度説明をして、本人がどのように弾けるようになりたいか、ただピアノが弾けるようになれば良いのか、それとも綺麗な音で上手く弾けるようになりたいのか、などのお話し合いをして、ただピアノが弾けるようになるだけで良いと思うのであればつまらないハノンはやらなくても良いのよ、と言うこともお伝えして、本人にどうしたいのかを考えて頂くことにしました。
半年先や一年先の自分の未来が想像できないと、意欲的にピアノの練習を行うことは難しいでしょう。
将来の自分を想像して、努力ってできるのではないでしょうか?
何をやりたいのかではなく、どんな自分になりたいのか?
将来の自分を想像する芽は、幼少期の経験が大事みたいですよ。
夢が無いと、単なるワーカーになるしかないですよ。
夢が持てる子育てをしませんか?
夢を叶えるためだったら、努力を努力と思わず、ピアノであればひたすら目標に向かって練習をするのではないでしょうか。
夢は、見えるものではないですから、想像する力がないと、夢というものがなんなのかも理解できないでしょうから、やはり想像力が大切ですね。
ちなみに、自閉症の人は、想像力が欠如しているので、実際には見ることができない自分の将来を想像することは難しいかもしれません。
知的障害を伴っている自閉症者の場合はわかりませんが、知的障害を伴わない自閉症者の場合は自閉症か自閉症じゃないか何度か面談をすると想像力が欠如しているので、あえて心理検査をしなくても判断可能です。
「サリーとアン」の有名な心理テストにしても、知的レベルが低い場合は、判断が難しいと思いますから、心理テストが絶対でもないように思います。
自分の人生の質と価値を高める為には、自制心と想像力とレジリエンス(逆境に負けない力)が必要で大切なのではないでしょうか。
ピアノのレッスンは、コンクールやコンペティションなどに参加することにより、自制心や想像力・レジリエンスなどを育てることができます。
なぜなら、ピアノがそれ相応に上手く弾けるようになる為には、練習という努力が必要ですし、自制心が無いと毎日の練習は難しいからです。
毎日の練習を頑張る為には、目標を達成した未来の自分を想像できることも重要で、未来の自分に向かって毎日の練習ができるのです。
コンクールやコンペティションは必ず成功するとは限りませんが、目標に向かって努力を重ね、繰り返すことで目標を達成する方法を身につけることができ、レジリエンスが高まるのです。
一度参加して失敗したからと挑戦するのをやめてしまう方がおりますが、それではレジリエンスは高まらないばかりか努力しても結果は得られないから努力するのはバカバカしいと思うようになってしまいます。
私は残りの人生を、ピアノのレッスンで、リーダー的存在になれる日本の国を背負っていける子供たちを育てることに捧げたいと思います。