悩み。結城美帆子

ピアノを教えて40年、障害者にピアノを教え始めて20年が過ぎました。

私がピアノを教えている目的は、ピアノのレッスンで心豊か人生を生きていく為の英知と教養を身につけ社会に貢献できる人間を育てることです。

しかしながら、私がこれまでピアノを教えた多くの生徒さんたちは、施設に入所したり、就労支援施設に通われており、支援は受けていても社会貢献ができていると思える人はいないように思います。

障害があっても生きる権利はあります。

でも、義務もあるのではないでしょうか?

障害者にも、もっと賃金を払う仕事に就いていただいて、納税の義務を果たして頂けば良いと思うのですが、障害者は支援を受けるだけで幸せに生きていると言えるのでしょうか?

自閉症の研究をしていた精神科医ハンス・アスペルガーは、障害者をガス室に送った人でもあるのです。

ハンス・アスペルガーだけではなく、公に謝罪をしましたが、精神科医は、精神障害者をガス室に送ることに加担したのです。

患者を守るはずの医師が、患者を殺すことに加担したのです。

昨日、死刑が執行されましたが、死刑制度は、国民の命を守る為の制度ではないかと思います。

だから、たとえ精神障害者でも判断能力があると裁判所が判断すれば、死刑が下される。

せめて、私がピアノを教えた発達障がいの生徒たちが、人を殺し死刑になるようなことがないことを祈るばかりです。

残念ながら、お一人ですが、現在刑務所に入っている元生徒がおります。

障害があってもピアノは弾けます。

でも、障害者にピアノを教える意味があるのか悩んでおります。