悩み。結城美帆子

当教室には、色々な方がピアノを習いに来ております。私は、すべての生徒に、全力で指導をしております。でも、生徒によっては、ありがた迷惑に思うかも知れませんね。今月でお辞めになった生徒も、その一人ではないかと思います。この生徒の母親が「三歳の頃から始めている子供と同じじゃないんだから」と言われたのです。この生徒は、小学生になってからレッスンを始めたようで、現在は小学四年生でまだバイエルをやっています。私は、なんとか幼児からピアノを始めた子供達と同じレベルにしてあげようと一生懸命だったのですが、本人と母親の考えは違っていたのでしょうね。反省しております。相手の気持ちって分からないのですよ。生徒も親も、ピアノの先生は自分たちの気持ちはわかっているだろうと思っているかも知れませんが、色々な考え方の色々な方がピアノのレッスンにお越しになってますので、具体的に話して頂かないとわからないのです。話を聞いていて、「この親子は〇〇のようなレッスンを望んでいるのかな」とか想像はしますが、あくまで想像なので食い違っている場合もあると思いますので、体験レッスンやお試しレッスンにお越しになられた時に、具体的に話して頂けると有難く思います。例えば、ピアノが弾けるようになるだけで良いと思っている生徒と、コンペティションに参加して成功体験を重ねたいと思っている生徒は、同じ指導ではないのです。もちろん、定型発達の子供と発達に障害がある子供も、同じ指導ではないのです。障害があることを言ってくださる親もおりますが、言ってくださらない親もいるのです。親が、自分の子供の障害を気づいていない場合もあります。「もしかして、うちの子供は何らかの障害があるかも?」と疑問符を持たれて連れてこられる方もいるようです。発達障害は、色々な症状があるので、医師ですら1回診察しただけで診断するのは難しいと言われているのです。最初は、わからなくても、発達障害は特徴があるので、何度か観ているうちに特徴が表れてきますのでおそらく発達障害であろうと思われる子供も出てきますが、診断をする権利を持っているのは法律上は医師だけなので、私は発達障害を発見しても診断をすることは出来ないのです。ここでも、非常に悩むのです。発達障害は特徴がなるべく早い時期に、適した養育を始めれば改善が見られるからです。自閉症スペクトラムやアスペルガー症候群の子供に「ピアノは、心で弾くものです。心の中で音を聴きましょう。」と言っても、何を言っているかわからないのです。「心が痛い」なんてことは、理解できないようなのです。生徒の皆さんにお願いがございます。どのようにピアノを楽しみたいのか、どのようにピアノが楽しめるようになれれば良いのか、具体的に話してください。私は、生徒の皆様のそれぞれの願いが叶うように、指導をさせて頂きますので、よろしくお願い致します。ピアノが弾ければ良い、ピティナピアノコンペティションで地区予選で入選できれば良い、ピティナピアノコンペティションで地区予選を通過できて地区本選に出場できれば良い、ピティナピアノコンペティションで全国大会に出場したい、その他のコンクールに参加したい、などを具体的にお話しください。目的目標によって、指導法が変わりますので、よろしくお願い致します。発表会にも参加されず、目的も目標も無く、いつ辞めるのかも分からない生徒さんに対しては、正直なところ、どのような指導をどのようにさせて頂いたら良いのかわからないのです。想像で指導をさせて頂いていると、良い結果は生まれませんので、よろしくお願い致します。9月の第1週目のレッスンの時に、お聞かせください。