悩み。結城美帆子

ピアノの先生って、すごく孤独な仕事なのです。テクニックの教え方で悩む事はなくなりましたが、指導以外の事で悩む事があるのです。レッスン中に何度もあくびをする子供の対応にしても、発達障害のADHD(注意欠陥多動性障害)の子供の場合は、症状の一つなので、本人に注意をうながしても無理なので、指導法や環境を変えるなどの対応をするのですが、健常の子供の場合は、しつけの問題で指導者がどうこう言う事ではないと思うのですが、悩んでしまいます。場面緘黙の子供の場合も、自閉症スペクトラムの場合は症状の一つなので、喋るようにうながしても無理なので、指導法を変えて対応するのですが、健常の子供の場合は、どのように対応をすればよいのか悩みます。自閉症スペクトラムの子供の場合は、コミュニケーション能力に問題がるので、それなりの対応をするのですが、健常の子供の場合は、対応を悩みます。渡部由記子先生のように、緘黙に対して、子供が喋るまで待つと言う先生もおりますが、自閉症スペクトラムの子供の場合は、いつまで待っても喋る事はありませんし、30分や60分のレッスン時間で、喋るのを待っていたら、レッスン料をドブに捨てると同じようなことになると思うので、子供が喋るのを待っているのはいかがなものかと思うのです。渡部由記子先生のレッスンは1回最低でも2時間なので多少は子供が喋るのを待っている事も可能かなとも思いますが、自閉症スペクトラムの子供は、頭の中で言語が繋がらないためにいくら待っていても喋る事はないのです。何度注意しても直せない子供の場合も、発達障害の子供と健常の子供では、対応が異なるので、悩みます。私は、基本的に、発達障害の子供に対しては、主体を引き出すように心がけて指導をしているので、精神分析と同じように、なるべく生徒の視界に入らないような位置でレッスンをするのですが、健常の子供の場合は、一般的な位置でレッスンをしております。発達障害の子供の指導で悩みがある場合は、オブザーバーに相談して対応する場合もありますが、健常の子供の場合は、指導法で相談にのって頂ける先生はおりますが、レッスン中の態度で相談にのって頂ける先生は残念ながらいないのです。私は、「ピアノが弾けるようになりたい。ピアノを楽しみたい。ピアノが上手く弾けるようになりたい。」と心から願う方に対しては、健常者も障害者も子供も大人も、生徒さんの願いを叶えるために、一生懸命に考えて一生懸命に教えます。ピアノは、簡単に弾けるようになるものではありませんが、続けていれば、たとえ障害があっても、ショパンのバラードや別れの曲、ベートーベンの熱情など大曲が弾けるようになるのです。25日土曜日に行われたピアノパラリンピック全国大会で演奏された方々の演奏をたくさんの人に聴いて欲しいと思います。昨日、NPO法人全日本障害者音楽連盟とNPO日本障害者ピアノ指導研究会の代表理事の細田美智子先生とお電話で話をしたのですが、つくばにお呼びして演奏をして頂こうと考えております。その時は、ぜひ聴きにいらしてくださいね。私は、現在、NPO法人全日本障害者音楽連盟とNPO法人日本障害者ピアノ指導者研究会の理事をさせて頂いており、勉強会なども行っております。