心の大切さ。結城美帆子

今から100年ほど前に、インドの森の中の狼に巣穴の中で、2人の人間が発見させたのをご存知でしょうか?狼のお乳で育てられた「カマラ」と「アマラ」と名ずけられた8歳位と2歳位の姉妹がおりましたが、カマラ、養育している人達がどんなに親切にしてあげても、有難いと言う心を最後まで持たずに17歳で死んでしまいました。心を育てる大切な時期を逃したために、最後まで狼の心のまま死んでいったのでした。この話は、心理学でも精神分析でも話題になります。人間が生きて行く上で、心がいかに大切かと言うことです。女性問題で辞任をされた新潟県の米山知事も、医師国家試験も司法試験も合格した素晴らしい頭脳の持ち主なのでしょうが、心は育たなかったようですね。人間の心は、お金や法律で動かせるものではないと言うことをご存知なかったのでしょう。セクハラ問題で辞任をされた財務省の福田事務次官にしても、素晴らしい頭脳の持ち主なのでしょうが、女性の心をわからなかったのでしょう。より豊かな生活を送るために一生懸命に勉強するのでしょうが、他者と分かち合える心が育たなかったら幸せな人生を送れるでしょうか?米山知事も福田事務次官も可哀想な人だなと思います。当教室の生徒さんや親御さんの中にも「技術的にピアノが弾ければ良い」と思われている方もいるようですが、ピアノの音色や響きは、人を優しい心にしたり、穏やかな心にしたりと、心に作用して、心を育ててくれるのです。私のレッスンでは、作曲家への想いも馳せらせますから、思いやりの心を育てることができますので、お金を支払えば女性は僕のことを好きになってくれると思うような人に育つようなことはないでしょう。また、セクハラを自覚できない人に育つようなことはないでしょう。ピアノのレッスンは、頭(脳)と心を育てることができるのです。レッスンの内容によりますが。