幸せ

毎年1月3日にテレビ放送されている「ニューイヤーオペラコンサート」を久しぶりに聞きました。

世界で活躍されている日本のトップのオペラ歌手が出演しております。

今年は、なぜか素直に聴くことができました。

ここ数年、評論家になってしまいましたが、今年はどの演奏も素晴らしく聴こえたのです。

私の心が晴れたのかもしれないと思いました。

とても良い気持ちです。

若い時、ある先生から「評論家になっらた終わりだよ」と言われたのを思い出しました。

良いものを素直に良いと思える心になれたようです。

教える仕事は、生徒の下手な演奏をたくさん聴いて生徒が上手に弾けるように導くことが仕事ですから、指導者は絶えず自分の感性を磨くことを行っていないと感性が曇ってしまうように思います。

生涯弟子をとらなかったピアニストやオペラ歌手がおりますが、わかるような気がします。

演奏の仕事と指導の仕事、両立するのは難しいのかもしれませんね。

それでも、ピアニストになるためには一流のピアニストの指導を受ける必要がありますから、相当の実力を身に付けておかねば一流のピアニストのレッスンは受けられないということなのでしょうね。

東京藝術大学や東京音楽大学、桐朋音楽大学には、一流のピアニストが指導者としておりますから、一流のピアニストのレッスンを受ける為に受験するということもあるのではないかと思います。

あまり下手くそだと教えて頂けないこともあります。

最近は、巷のピアノ教室でも、教えてもうまくならない生徒を止めさせたり、他の教室から移って来られる方でも基礎ができていなそうな方はお断りをするお教室もあるようです。

指導者としたら、覚えの悪い生徒に教えるよりも、練習をよくして覚えが良い生徒を教えたほうが楽ですし、上手な生徒が多いほうが教室の評判も上がるようですからね。

私の教室は、どんな方でもウエルカムです。

私は、出来の悪い生徒を出来るようにすることに喜びと幸せを感じるのです。

なんて言ったらお叱りを受けるかしら。

でも、最初は皆んな何もわからないのです。

わからないことを、わかるように教えるのって、すごくやりがいがあるのです。

最初は何もわからなくても、3ヶ月も経てば、皆んなそれ相応に両手で弾けるようになるのです。

一年も経てば、早い生徒さんだと、エリーゼのためにが原曲で弾けるようになるのです。

ピアノの先生は、人間の成長に携わることができるのです。

こんな幸せな仕事は、他にないのではないでしょうか?