小学一年生自閉症児のレッスンがありました。結城美帆子

特別支援クラスに通う男の子です。年少の時からレッスンにお越し頂いております。DSMの診断では、自閉症スペクトラムですが、精神分析的な見方をすれば、カナー型自閉症、重度自閉症と思われます。幼稚園生の時は、さほど気にならなかったのですが、小学一年生になってからは、主体がどんどん引っ込んでしまっているように思います。オウム返しもするようです。集団生活の中で、彼は、真似をすることで一生懸命に生きているのでしょう。自分を出す余裕がないのでしょう。人間と動物の違いは、言語が有るか無いかです。人間の言語には意味がありますが、オウムは人間の言葉を真似てあたかも喋っているように思いますが、人間が言葉を喋るように言葉の意味は有りません。自閉症の男の子も、意味の無い言葉を喋るのです。レッスンでも、意味の無い言葉を喋る時があります。おそらく自己防衛なのでは無いかと思います。自閉症児は、出来ているか出来ていないか自分で判断できません。相手の顔・眼差し・声で自分が出来ているか出来ていないのかを判断しているようです。私は、自閉症児のレッスンをする時、なるべく無表情で行うようにしております。それでも、私の顔を見る時は、視界に入らないような位置にいるようにします。彼らが自分の心を自分の言葉で話すことができるよう導いてあげましょう。時間はかかりますが、彼らにも心はあります。大丈夫です。彼らが安心して自分を出せる環境を整えてあげましょう。彼らは、安心できれば、言語の世界に入ることができます。どうぞ、安心を与えてあげてください。学校の先生方、宜しくお願い致します。