導入期の教本について。結城美帆子

体験レッスンお試しレッスンのお申し込みをたくさん頂いております。現在は、導入期の教本が実にたくさん出版されており、「一人一人の生徒さんにあった教本を使います」と言う指導者が多いようですが、これだけたくさん導入期の教本が次から次へと出版されると言う事は、どの教本も合わなくて弾けるようにならない子供が多くいるからと言う事ではないでしょうか?どの教本を使っても、必ず壁があるのです。その壁をいかに乗り越えさせる事ができるかが指導力の見せ所なのではないかと思います。私は、短い練習時間で効率良く基礎が身に付けられる教本を使っております。ピアノは、基本的に楽譜を見ながら弾きますので、楽譜を見ながら弾けるようになる教本を使っております。お家でたくさん練習ができる方は、最近流行りのバステインを使ったりも致しますが、あまり練習時間がない方は別の教本を使います。ピアノは、楽譜から音符や音価指使いなどたくさんのことを読み取り認知して、操作(演奏)します。その一連の作業をスムーズに身に付けていくことが大切です。ピアノが上手く弾けない場合は、弾けない原因を見つけ出すことが大切です。バイエルが修了する前で挫折をされた方の多くは、指を広げる操作や寄せる操作、指くぐり指またぎなどの操作が上手く身に付かなかったように思います。ピアノは、一にも二にも楽譜から目を離さないで弾くことが大切で、手は瞬間的に見るだけで弾きますから、導入期は、手は見ないで正しく弾けることがとても大切なのです。