導入期のレッスンの重要性。結城美帆子

ピアノは、たとえ小さな子供であっても、たとえ認知能力が劣っていても、初歩から正しく楽譜が読めて正しい弾き方を身につけなければ、うまく弾けるようにならない。

教則本がいくら進んでいても、音符が読めなかったり、音価がわからなくては、うまく弾けるようにならない。

まずは、正確に拍子が打てること。

メトロノームに合わせて拍子が打てないと、リズムが打てないのです。

譜読みは覚えることなので普通に理解力がある生徒さんでしたら、1ヶ月か2ヶ月で読めるようになるのですが、拍子を打ったり、リズムを打つのは、感覚的な要素もあるので、一回教えればできてしまう生徒さんもいれば、なかなか出来ない生徒さんもおります。

指導者は、めげずに諦めずに教え続けます。

音楽は、時間的芸術ですから、感覚的な要素や感性的な要素も育てていかなければならないのですが、目で見えるものではないので、教えることがとても難しいのです。

あらためてソルフェージュの指導の重要性を感じております。

趣味でも、ソルフェージュ力が必要です。

つくば市の多くのピアノ教室が30分レッスンなので当教室も30分レッスンを行ってきましたが、ソルフェージュとピアノをレッスンするには、30分では時間が足りないです。

実は、今年になってからご入会いただいた健常者の数名の生徒さんは、60分レッスンをしているのですが、2ヶ月もすれば全ての音符がスラスラ読めるようになります。

音符が読めるようになり、音価が理解でき、メトロノームに合わせて拍子を打ちながらリズム読みができるようになってから、ピアノのレッスンに入りましたので、初見力が身につき、練習をしなくても楽譜を見てすぐに弾けるようになっているので、お家で弾けないということがないためか、導入期から毎日30分くらい練習をしているようなので、教則本の進みも早いです。

金銭的なことがありますので、なかなか最初から60分レッスンをお勧め出来なかったのですが、レッスンの成果を考えると導入期から60分レッスンが理想です。

ピアノは、最低でもソナタアルバムやバッハの平均律が弾けるようにならないと、「ピアノは習ったけど弾けるようにならなかった」となってしまいます。