導入期のピアノの指導の難しさ。結城美帆子

当教室には、下は2歳から、上は80歳を過ぎた後期高齢者の方まで、健常の方も障害がある方も、色々な生徒さんがおりますので、それぞれの生徒さんに、わかるように教えるのは、言葉の使い方一つにしても、大人の生徒さんには「今、申し上げましたこと、ご理解できましたでしょうか?」と、申しますが、子供の生徒さんに、同じに申し上げると、子供はキョトンとしてしまって「何言ってるの」って言う感じになってしまいます。また、自閉症の人は比喩が理解できないようなので、自閉症の人には具体的な言い方をしなければ理解して頂けません。最初からこの生徒さんは自閉症とわかっている場合は、最初からそのような対応をするのですが、自閉症と親御さんや本人から言われないで、レッスンを進めて行くうちに私が生徒さんの自閉症に気づいた場合は、アプローチを変える必要が出て来たりもします。小さいお子様と、高齢の方は、理解力に個人差がありますので、どの程度のことが理解できるのかを見極めて指導することが大切なのですが、これが、けっこう難しいのです。私は、初心者導入期の指導が、一番神経を使いますし、一番難しいと思います。導入期の指導が上手くいくと、生涯に渡り楽しいピアノライフを送れます。