子育てとは。結城美帆子

子供は、手間暇をかけて育てなければ育ちません。

子供は、犬や猫のようなペットではありませんし、人間の子供は自我が芽生えてきますから、親の思い通り育つとは限りません。

犬や猫のようなペットは、飼い主の思い通りになるように育てれば良いのです。

私は、シェパード犬の訓練をし茨城県警の委託犬のオーナーもしておりましたが、犬の最初の訓練は服従訓練なのです。

時々、ペットの犬を「子供と同じですから」という飼い主がおりますが、このようなことをいう飼い主さんは、自分の子供をペットにしていたかもしれませんね。

人間の子供は、自立できるように、自分の力で稼いで自分の力で生きていけるように育てなければいけないのではないでしょうか。

中高年の引きもこりの原因は育て方が間違った結果ではないでしょうか。

犬や猫のペットは自立したら困るのです。

私は犬が専門なので猫のことはよくわからないのですが、犬の場合は、いかに本能を抑え人間に服従させるかがしつけなのです。

なので、攻撃を教える高等訓練に失敗した犬は、人間との共同生活ができなくなるため、殺すしかなくなるので、高等訓練に入れる時は慎重になるのです。

シェパード犬が、犯人を追い詰めて攻撃をして犯人を逮捕する瞬間をテレビドラマなどで観るとかっこいいと思いますが、あまりにもリスクが大きいので私は一頭も高等訓練に入れたことはございません。

犬も訓練をしなければ、本能むき出しになり人間との共同生活はできないのです。

人間も人間の社会で生きていくために必要なことを教えなければ、社会の中で生きていくのが困難になるのではないでしょうか。

ピアノのレッスンは、社会の中で生きていくために必要なことが学べます。

自分の夢を叶えるためには、何をどうしなければならないのかを学ぶ機会になります。

ピアノが上手く弾けるようになるためには、毎日継続した練習が必要になりますから、継続力が身につきます。

毎日継続して練習をするためには、達成感を得ることが大切です。

ピアノのレッスンは、達成感を味わいながら上達することができるので、社会の中で生きていくために必要な力を養うことができるのです。

その為には、目標を持つ必要があるのです。

ピティナピアノステップもありますが、私は点数で評価がされるピティナピアノコンペティションをおすすめしております。

初めて参加される時は、何が何だかわからないと思いますが、2度目に参加する時は、前回より5点点数を上げようとか、10点点数を上げようとか目標を持って参加されると良いですし、地区予選通過や、地区本選通過などは、おまけだと思えば良いと思います。

まずは、コンペティションの課題曲が弾けるレベルを目標にして頂きたいと思います。

何の目標もなく、ただダラダラレッスンを受けているだけですと、ピアノのレッスンを受けている意味はないと思います。

ピアノを始める時は、なぜピアノを習うのか?習わせるのか?をお考えになりお始めになられることをおすすめいたします。

「ピアノが弾けると素敵だから」とか、「子供がピアノを習いたいと言っているから」とか、「お友達が習っているから、みんなが習っているから」などの理由でお始めになられると、具体的な目標もないので、何の為に毎日練習をしなければならないのかもわからず、練習が苦痛になり途中でやめることになってしまうと思います。

何の目標も無く毎日ピアノの練習をするのは辛いと思います。

私が毎日ピアノの練習をしていたのは、母の喜ぶ顔を見たかったからです。

私が毎日ピアノの練習をしていたのは、母を喜ばせたかったからです。

私が公立の音楽高校を受験し合格する為に一生懸命に勉強しピアノの練習をしたのは、母を喜ばせたかったからです。

私が公立の音楽高校に合格することは、母の夢であり母の願いだったのです。

母のもう一つの願いは、私を音楽高校と音楽大学を卒業させて、家でピアノを教えながら、将来年老いた時に自分の面倒を見て欲しかったのです。

ところがギッチョンチョン、東敦子先生との出会いがあり、私がオペラ歌手を目指すようになってしまったので、母から離れることになってしまったのです。

でも、1度目の脳梗塞を起こした時はすぐに知り合いの病院に手配して事無きを得ましたし、20年後に2度目の脳梗塞を再発した時もすぐに病院に連れて行き事無きを得ました。

3度目からは再発が早くて大変でしたが、自宅で介護をしお見送りをしましたので、母の願いは叶えられたと思います。

母とは色々なことがありましたが、母の介護ができた事を幸せに思います。