子育てで大切なことは、信念を持つことではないでしょうか。結城美帆子

完璧な子育てなんてないと思います。だから、色々な方々が色々な育児書や、子育て体験談を書いて出版しているのではないでしょうか。ピアノも同じで、「もっと楽にピアノが弾けるようになる方法」とか、「30日でショパンが弾ける」とか、後から後から本が出版されますが、ピアノは、そう簡単に弾けるようにならないと言うことです。この教則本を使えば、誰でも簡単にピアノが弾けるようになる教則本なんてないのです。教則本の使い方が大切なのです。教則本の使い方を教えるのが、指導者の役目で、それは教則本には、書いてないです。指導者が持っている技術と知識が豊富であればあるほど、生徒は楽にピアノが弾けるようになるでしょう。長年の指導経験から、ピティナピアノコンペティションにしても、この生徒だったら、こうしてこうすれば地区予選くらいは通過させられるなとか、この生徒は、無理かなとか、シュミレーションができるので、せめて地区予選が通過できそうな生徒に参加のお声をかけるようにしております。でも、一番大切なのは、「上手くなりたい」と言う本人の強い意志です。上手く弾くと言うのが、どう言うことかわかっていなくてもダメですが。ただ、上手くなりたいとか、地区予選を通過したいと思うだけではダメなのです。感性が育たないとダメなのです。感性は、教えて育つものではないので、難しいところです。どうして、ピアノが上手く弾けるようになりたいと思うのか?なぜ、ピアノを弾いているのか?未就学児でも、心からピアノを弾くことを嬉しく思っているかどうかが、大切なことなのです。まずは、自分のためにピアノを楽しむことができること。次に、皆んなでピアノを楽しむことができること。最後に、みんなの幸せのためにピアノの演奏会ができること、これができる人がピアニストですね。自分がピアノを楽しいと思わなかったら、他者にピアノの楽しさを伝えることなんてできないでしょう。だから、ピアニストにならなくても、小さいお子様でも、自分がピアノを楽しいと思わなかったら、ピアノのレッスンを受けている意味がないのです。ピアノは、けして、厳しい練習に耐えることではありません。「ピアノって楽しいな」と本人が思えれば、「上手く弾けるようになりたいな」と思うようになり、上手く弾けるようになるにはどうすれば良いかを考えるようになり、練習もするようになることでしょう。親は、子供が「ピアノって楽しいな」と思えるような環境を整えてあげると良いと思います。親が、子供の知っている「ちゅうりっぷ」や「カエルの歌」などみんなが知っている歌をおうちのピアノで弾いてあげると、子供も興味を持ちピアノを弾きたくなるようですよ。何もショパンだベートーベンなんて弾く必要はないのです。小さい子供は、ショパンだベートーベンだなんて弾いてもわかりませんし、好きじゃないみたいですよ。