子供のレッスンで思うこと。結城美帆子

小学2年生くらいまでは、親御さんのフォローが必要です。指導者は、親御さんへのフォローも必要です。ピアノが上手に弾けるようになるには、毎日継続した練習が必要です。ただ、週に一度ピアノ教室へ通えば上手に弾けるようになるものではありません。ほっといたら、子供は何もできないと思います。道筋をつけてあげる必要があります。その為には、親御さんに、具体的に家ですべきことを教える必要があるように思いました。私自身は、親から練習を促されたことは一度もなかったので、練習はみんな自分からできるものだと思っていたのですが、どうもそうではなさそうです。昨日の自閉症研究会で、自閉症者は、母親から過保護にされると母親に飲み込まれて自分がなくなりそうになるので怖くて不安、母親から放任されると感じるような育て方をされると崖から突き落とされそうで怖くて不安、だから、言語の世界に入れない、その不安を少しでも解消する為に、怖い存在の人と直接話をするのが怖いから分身を創り出したり、自分の代わりとなるもの自分の対象物となるもの硬いものを好むのだそうです。母親は、過保護に育てているつもりや放任しているつもりはなくても、子供がどう捉えているかによって自閉症になったりならなかったりするとのことです。母親は、一生懸命に子育てをしていると思うのですが、難しいですね。自閉症者に必要なことは「安心」だそうです。安心できる場所が必要とのことです。これは、自閉症者だけではなく、一般的な子供にも言えることではないでしょうか。ラカンの精神分析では、対象aとか大文字の他者とか言います。ご興味がある方は、向井雅明氏の著書をお読みください。