子供がピアノを長く続けるには。結城美帆子

①子供自身が「ピアノって楽しい」と、心から思えることです。

②ピアノを弾けることで、優越感を得られることです。

最初の山は、小学一年生です。

小学一年生の後期になると、弾ける子と弾けない子の差が出てきて、子供自身が、誰が上手で下手なのは誰かがわかるようになります。

下手な子は、上手な子の足を引っ張るような行動をする子も出てきます。

僻みという感情が芽生えてきますので、親は子供が引きづられないように注意してあげることが必要です。

多くのイジメの始まりは、僻みから始まることが多いようです。

ピアノが上手く弾ける子や、勉強が良くできる子などは、できない子から僻まれたり嫉妬されたりすることがあるようですから、守ってあげることが必要です。

5年生くらいになると、上手な子と下手な子がはっきりしてきて、下手な子は諦めの境地になり小学校を卒業する時に「勉強が忙しくなるから」と理由を言ってやめていく子が多いです。

小学校卒業時に普通に弾けるレベルになっている子は、中学生になっても多くの子供がレッスンを継続しております。

あれ程度のレベルを維持できるように導いてあげないと、ピアノを続けるのは難しくなるようです。

子供達が、お友達の中で優越感を感じられる最低のレベルが、ピティナピアノコンペティションや日本ピアノ教育連盟のピアノオーディションの課題曲が順次弾けるレベルではないかと思います。

ピアノは、けして競争ではありませんが、普通に弾ける子を育てたいと思っております。

ピアノは、何歳から習い始めても弾けるようになりますが、適齢期というのもございます。

適齢期というのが、ピティナピアノコンペティションやピアノオーディションの課題曲が順次弾けるようになっているレベルではないかと思います。

たとえば、小学4年生で、2年生の課題曲しか弾けないとしたら、遅れているということです。

しかし、10歳くらいまでに始めれば、小学校卒業の時には、頑張り次第で追いつくことができます。

ピアノの臨界期は、10歳・25歳と言われております。

本格的にピアノの実力をつけられるのは、体と心の成長を考えれると10歳〜25歳と言われております。

10歳までは、基礎を学ぶと良いのです。

私は百点満点としたら、75点〜85点くらい出来ていれば先へ進めるようにしております。

専門コースに進まれる方は百点満点を目指す必要がありますが、教養として趣味でピアノを楽しみたい場合は75点〜85点くらい出来ればじゅうぶんではないかと考えております。

75点〜85点くらいの出来でいいですから、上級レベルまで弾けるようになってほしいと思います。