大人の生徒さんのレッスンについて。結城美帆子

大人になって初めてピアノのレッスンを始める場合、子供の頃からレッスンを継続されている場合、どちらの場合も子供の時とは違いコンスタントに練習時間を確保するのは難しいと思いますので、あまり力まずご自身が無理をせず楽しいと思える範囲で、目標を持ち、目標が達成できる様にレッスンを受けられることをお勧め致します。自分の力量に合わない曲を選曲したり目標が高過ぎると、続かなくなります。ピアノを末長く楽しむためには、自分の力量を見極める事も大切です。時々、大学生の方で、「ショパンが弾きたい」とか「ベートーベンのソナタが弾きたい」とおっしゃる人がいるのですが、ピアノは練習の積み重ねをしないと上級の曲を弾くのは難しいのです。毎日継続して一万時間練習したら弾きたいと思う曲が自由に弾ける様になると言われますので、毎日2時間練習したら1週間で14時間になり、1年で730時間、14年間で10,220時間になります。実際には、初歩の段階では1日30分〜1時間の練習が限度で、練習時間は徐々に増えて行きチエルニー30番練習曲に入れば毎日5、6時間の練習が可能になりますので、最短で5年位で達成可能になります。私が教えた生徒で、小学生6年生でピアノのレッスンを始めて高校1年生でショパンの幻想即興曲を発表会に弾いてくれた方がおります。レッスンで弾ける様に教える事は出来ますが、上手に弾ける様になるためには練習するしかないのです。ピアノが上手に弾ける様になるためには、毎日の継続した練習が必要なのです。何かを得るためには、努力が必要なのです。