年末に起きた海老名市の母親が3人の子供の命を奪ってしまった事件について、私の意見を書かせて頂きたいと思います。
ニュースでは、癇癪持ちで不登校の子供のことで悩み、学校のカウンセラーら児童相談所にも何度も相談に行かれていたとのことですが、相談に行くところが間違っていたのではないでしょうか?
相談は責任がある専門家にされた方が良いと思います。
この方の場合は、児童相談所や学校のカウンセラーではなく医師に相談した方が良かったと思います。
医師であれば、医療行為が出来ます。
私の教室には発達障害の方もレッスンを行っておりますが、発達障害のお子さんは基本的に保護者同伴でレッスンを行っております。
その理由は、行動障害がある場合には、親御さんの責任で制御して頂くしかないからです。
当教室の発達障害の生徒さんの中にも、癇癪持ちのお子さんや、感情のコントロールが難しいお子さんがおりますが、親御さんに制御してもらうしかないです。
以前、椅子を投げた生徒さんがおりました。
噛みついてくる生徒さんもおりました。
発達障害は脳の障害で、現在は、治ることはないと言われておりますので、感情のコントロールが難しい場合には精神科領域の薬を服用して、社会生活が送れるようにするのが医師の役目です。
いずれにせよ、どんな理由があるにせよ、殺人は法律違反ですからダメです。
なぜ人を殺してはいけないのか?とか、なぜ自殺はいけないのか?と聞く人がおりますが、法律で自傷他害はダメなのです。
江戸時代は、切腹をしなければならない法律があったのですから、時代によっても変わることかもしれません。
3人の子供を殺害してしまったお母さんは、法律で裁かれます。
感情ではなく、法律で裁かれるのです。
発達障害のお子さんを育てている親御さんたちにはショックなことだったと思います。
フランスでは、自閉症の子供は寄宿舎で生活をして、週末に親元へ帰るようです。
自閉症の子どもたちが暮らすフランスの施設の動画を拝見したことがあります。
茨城県でも盲学校は寮で生活をしているようです。
子供はいずれ親から離れていくのです。
親に虐待をされたり育児放棄などで児童養護施設で暮らしている子供たちを可哀想と思っていたこともあるのですが、親御さんの方が可哀想なのではないかと思ったりもします。
子供への支援やサポートも必要だと思いますが、親御さんへの、特に母親への支援やサポートが必要なんじゃないかなーと思います。
人間の愛って難しいですものね。
ラカンは「愛とは無を与えること」と言っています。
世の中には、物事を損得でしか考えられない人もいるようですが、親御さんから愛を与えられなかったのかもしれませんね。
人間の心は、お金や法律で何とかなるものではないと思います。
私自身の経験から、人間の心は、真の人間の愛によってのみ救われると思います。
お悩みがある方は、ご相談ください。