努力が報われなかった時。結城美帆子

一生懸命努力したのに報われない時もあります。「一生懸命ピアノの練習をしたのに地区予選を通過できなかった」と、悔しい思いをし落ち込んでいる人もいると思いますが、自分では一生懸命努力したと思っているかもしれませんが、地区予選を通過できた人はもっと努力をしていたのです。オリンピックを目指している人は、毎日5時間〜12時間の練習をしております。ピアノやバイオリンもコンクールで上位を目指している人は、オリンピックを目指している人と同じで毎日5時間〜12時間の練習をしております。毎日5時間〜12時間の練習をしても、オリンピックの選手になれなかったり、コンクールで1位になれない人がいるのです。毎日5時間〜12時間の練習をすると言うことは大変なことです。1日も休まずにと言うことですから、健康管理もしなければなりませんので、子供の場合は親が大変です。ただ、努力が出来る人は、精神もおのずと強くなりますから、知らず知らずのうちに健康になるようです。彼らの中には、テレビを見たことがない人やゲームをやったことがない人がたくさんおります。精神分析では「得たいものを得るためには、自分の大切なものを捨てなければ得られない」と言われます。あれも欲しい、これも欲しいでは、ほんとうに欲しいものは得られないと言うことです。「二兎を追うもの一兎も得られず」と言うことわざもあります。ピティナピアノコンペティションの時だけ一生懸命練習をするのではなく、普段から毎日1日も休まずに出来る練習時間を決め、最初は1時間からでも構わないですから、出来ることから始めると良いと思います。ピアノは、とにかく毎日弾くことが大切なのです。練習の継続を止めたところでレベルアップも止まります。できない計画を立てても無意味です。できることを致しましょう。継続は力になり、努力した分だけ報われます。自分で決めたことでも、1日も休まずにやり遂げることは大変なことです。まず、一週間、次に二週間、二週間できたら一ヶ月と言うように達成感を味わいながらやると良いと思います。ピアノの練習だけではなく、学校の勉強も同じです。習慣が大切なのです。大人で言うとルーティンですね。お子様の幸せのために、なるべく早い時期に(幼児から)良い習慣が身につくようにしてあげると良いですね。子供は、ほって置いたら育ちませんよ。子供は、育てないと育ちませんよ。