健常者と障害者にピアノを教えていて感じること。結城美帆子

私が理事をしておりますNPO 法人全日本障害者音楽連盟とNPO 法人日本障害者ピアノ指導者研究会では、「障害があってもピアノは弾ける」を合い言葉に、障害がある人にもピアノを教えたり演奏の場を設けたりして、障害者を支援する活動をしております。

現在、私の教室は三分の一が大人の生徒、三分の一が障害者、三分の一が健常のお子さんがレッスンをしております。

なので、いつも精神状態をニュートラルにしておきませんと、それぞれに適した指導ができません。

健常の子供は、3歳になれば一回のレッスンでドレミの3つの音くらいは読めるようになりますし、5歳になればピアノを弾くために必要な音符はすぐに覚えられるのが普通です。

発達障害の子供は、障害のレベルにより異なりますが、音符が読めるようになるまでに時間がかかります。

学習障害の場合は、時間をかければ譜読みができるようになりますが、知的障害の場合は、難しいです。

ピアノは、努力だけでうまく弾けるようになるものではないのです。

ピアノは、知識も必要で大切なのです。

障害があってもピアノは弾けますが、うまく弾けるようになるかどうかはなんとも申し上げることができないのです。

障害者にピアノを教えるのって、正直すっごく大変です。

健常の子供が一度で覚えるところを10回教えても覚えられないということがたくさんあります。

それでもめげずに障害者にピアノを教えているわけは、時間はかかるけど弾けるようになっているからです。