こんばんは。
ピアノ教師の結城美帆子です。
発達障害で支援級で学んでいる小学1年生男の子のレッスンでのお話です。
発達障害で支援級で学んでいるお子さんの中には、IQ(知能指数)が非常に高いお子さんもおります。
〇〇君は、IQが130以上の人しか受けられないメンサを受けることが可能なIQのお子さんです。
今日は、楽典のお勉強に四分音符と二分音符が出てきたので、半減と倍加がわかるかどうか試しましたら、パーフェクトでした。
音符は、半減と倍加でできています。
「全音符の二分の一の音符は二分音符、二分音符の二分の一の音符は四分音符、四分音符の二分の一の音符は八分音符、八分音符の二分の一の音符は十六分音符」
まだ教えておりませんが、パーフェクトに答えられました。
一般的には、学校の算数で掛け算や割り算を習うと理解できるようになるのですが、〇〇さんはまだ小学1年生ですから、掛け算も割り算も習っていません。
お母様に「2倍と言うことがわかるのですか?」とお伺いしましたら、2歳の時に、紙を半分に折ったら2、また折ったら4、、、、、、で覚えたとのことです。
子どもが興味を示したことをやらせた結果だと思います。
子どもは理屈じゃないのです。
就学前に文字や数字に興味を示すお子さんは、小学校入学時には、ひらがな・数字・カタカナを覚えていたりします。
私は、小さい頃から本を読むのが好きだった為か、小学校に入学して教科書をもらった時、一番先に見たのは国語の教科書で、もらった日に全部読んだことを今でも覚えています。
次に目を通したのは音楽の教科書でした。
就学前から小学1年生の理解力や知的レベルは様々なので、一人一人の生徒さんをよーく観察する必要があるのです。
〇〇さんのように全ての1年生が理解出来るということではないですから。
一人一人の生徒さんの知的レベルと理解力に合わせた指導ができることが、個人レッスンの一番のメリットでもあります。
帰国子女ではありませんが、小学2年生で英検準二級に合格した生徒さんもおります。
色々なものに興味を示せる環境を作ってあげると良いと思います。
数字に興味を示す子もいれば、文字に興味を示す子もいます。
興味を伸ばしてあげることができたらいいですね。
この世に生を受けた全ての子どもが自分の生きる道を見つけ幸せな人生を送ることができますように!