個人経営のピアノ教室の使命とは?

個人経営のピアノ教室の使命とは?

皆さま、おはようございます。

ピアノ教師の結城美帆子です。

本日もブログにご訪問頂き誠に有難うございます。

今日は、個人で運営しているピアノ教室の使命とはについて私の考えを書かせて頂きます。

大手音楽教室の講師や、音高音大の教員、そして個人でピアノ教室を運営しているピアノ教師、それぞれに使命があります。

大手音楽教室の講師は、ピアノを教えることも使命ですが、生徒さんが楽器を購入してくれるように、ピアノの楽しさを伝えて、生徒さんがピアノ教室を辞めないように教え、楽器店へ貢献することも使命ではないかと思います。

私も、大手楽器店で講師をしましたが、楽器店との考え方が合わなかったので、約半年で退職しました。

音楽高校の使命は、いかにして東京藝術大学に合格させるか、特待生で合格させるかで、指導者への評価が決まりますので、出来の良い生徒を担当したいと望むのですが、担当講師は上の先生が決めるので難しいところです。

音楽大学は、専門家を育てることが使命ですから、コンクールで金賞を受賞させることが出来る先生の株が上がることにつながります。

さて、残るは個人で運営している個人のピアノの先生です。

最近は、コンクールビジネスと言われるくらい就学前から参加できる様々なコンクールがある為か、コンクールで生徒さんが全国大会出場や金賞を受賞させている先生が良い先生と評価されている風潮が見られますが、本当にそうでしょうか?

趣味の人も専門の道に進まれる人も、ピアノが上手く弾けるようになる為にやることは同じですが、レッスン内容の濃さが全く違うと思います。

趣味であっても基礎力を養い高めるレッスンは必要です。

つまり、ソルフェージュ力です。

桐朋子供のための音楽教室は、全員がソルフェージュの授業を受けます。

それも、幼児からクラス分けのテストがあったりします。

個人のピアノ教室で、ソルフェージュのレッスンを行っている教室がどれだけあるでしょうか?

ソルフェージュの他に、楽典を学ぶことも必要です。

音楽の決まりごと=楽典の知識がなかったら、どうやって楽譜を読み解くのでしょうか?

導入期から初級は「ソルフェージュ+楽典+ピアノ」のレッスンが必要なのです。

この三つを並行してレッスンする為には、+絶対音感のトレーニングも行うとなると、30分レッスンでは、とてもとても足りません。

エチュード期に入ったら、ピアノのみのレッスンになります。

音楽の本質とは、音で何かを表現することです。

ピアノを学ぶということは、ピアノで自分の想い心を表現するということにほかなりません。

その為には、楽典の知識・演奏技術・表現力・ソルフェージュ力・創作力が必要です。

楽譜に自分の想いを書き記すことが出来ることも必要です。

たとえクラシックの世界に進まなくても、自分の音楽を創ること=作曲は出来ます。

音楽大学で学んでいない演歌歌手の方も作曲させています。

自分で自分の音楽を創り自分で演奏できたらどんなに素晴らしいでしょう!

久石譲氏は、自ら作曲しプロデュースし演奏をするコンサートを海外で行っています。

日本でも行って欲しいと願っておりますが、日本には2,000人以上集客出来るホールが非常に少ないですから、収益を考えると難しいのかもしれませんね。

個人で運営しているピアノ先生の使命とは、趣味であっても専門の道に進まれる方であっても関係なく、音楽を学ぶ土台をしっかり作ってあげることではないかと考えます。

本来は、一番重要な使命なのです。

家を建てる時も、土台は重要でしょ。

音楽は、人間の人としての感性を育てるのになくてはならないものなのです。

感性が豊かに育ては、平気で嘘をつけなくなります、平気で人のものを盗むこともできなくなります、人を殺したり自分を殺すこともできません、世の中が思いやりに満ち溢れ、誰もが尊厳を持って幸せに生きられる社会になるはずです。

私は個人的にですが石破茂総理に期待します。

高市さんが総理になるのは有り得ないと思っていました。

なぜなら、本当の保守思想であるならば、女性が日本国のとっぷに立つことは有り得ないのではないでしょうか?

男女平等と言われますが、私は、男性には男性の役割があり、女性には女性の役割があると思っています。

お互いに認め合い尊敬し合うことが大切なのではないでしょうか?

子育てにも、パパの役目とママの役目があります。

ラカンの精神分析で考えれば、子供の成長に父親の存在はすごく大事なのです。

もしかすると、政界編成が行われるかもしれませんね。

自由民主党も割れるかもしれませんね。

ガラガラポンが必要かも知れませんね。

石破茂さんが言った「ルールを守る自民党」を実現して欲しいです。

大人がルールを守ることをしないと、子どもにルールを守ることを教えられないです。

社会で生きていくのに最低守らなければならないのは、社会のルールを守ることです。

ピアノのレッスンでは、ピアノを通して音楽の決まりごと=ルールを守ることを学ぶのです。

そして、レッスンのお約束を守るというルールも身につけることが出来る習い事なのです。

その他にも、挨拶や他人の家を訪問した時のマナーもルールです。

ピアノのレッスンとは、単にピアノが弾けるようになるだけではなく、人としての感性を養い社会に出た時に必要なルールを学び人間力を養う習い事でもあるのです。

ピアノで脳育ということもあるかも知れませんが、知能指数は生まれた時に決まっているのです。

その証拠に、知能指数を調べるWISCの検査は、基本一度しか行いません。

EQは後天的な能力なので伸ばせます。

記憶力ワーキングメモリーは、生まれ持った才能なので、後天的に伸ばせるものではありません。

最後までお読み頂き有難うございました。