伝えることの難しさ

昨日のレッスンでのこと。

ピティナピアノコンペティションC級を受ける生徒さん。

初めてレッスンする曲なのですが、楽譜に書いてある指使いじゃない指番号が赤で書かれておりましたので「これは?」と聞きましたら「3番の指で弾いた方が響くから」というようなお答えだったのですが、多分この生徒さんは渡部由記子先生のレッスンを数回受けたことがあり、渡部先生は、小さい子供の場合、音が響くように子供によって指使いを変えるので、その話から自分で指使いを変えたのであろうと思うのですが、指導のプロは専門的知識で色々考えて指使いを変える時もありますが、未熟な知識で出来ることではないのです。

曲によって弾き方も違いますし、指の指定席にしても、いつでもどんな時でも指の指定席で弾かなければならないのでは無く、指の指定席はピアノを弾く時の基本で脱力が出来る形なのです。

実際に曲を弾く時は、歯の字になったり、手のひらが鍵盤に着くように落としたり、手首を瞬間的にあげてレガート奏法をする時があったり、ピアノを弾くことって大変なのです。

基本の形があって、それを応用しなければ作曲家が望んでいる音は作れないのです。

生花の池坊には、最初は基本の立花と言って一直線上に生けることから学び、それが出来てから、自由に行けることができる自由花が学べるのです。

バレエのレッスンも、必ずバーレッスンからで、プリマでさえ日々バーレッスンを行っているのです。

渡部先生がおっしゃる「同じところを省くと〇〇小節」は、最初から最後まで通して練習をしなくて良いということではないのです。

毎日の練習時間で練習の方法も変わります。

健康についても、テレビ番組で何々が良いというとみんながそれを食べるようになったりするようですが、最近言われているタンパク質プロテイン摂取にしても、タンパク質も摂りすぎると腎臓に負担がかかって腎臓を悪くするので、健康の為には、バランスの良い食事が一番良いのです。

バランスの良い食事が具体的にわからない時は、専門家の知識を買うのです。

専門知識を得る為には、相当自己投資をしているわけですから、無料で放出は出来ないと思います。

私が今ピアノや声楽を教えることができているのは、50分1万円から40分2万円のレッスン料を約20年毎週支払って学び続けてきたからです。

何かを得る為には、対価の支払いが必要です。

私は、金額を高いとか安いとか思ったことは一度もありません。

私は、価値に対価を払っております。

自分にとってどれだけの価値があるか、自分の価値を高める為に対価をお支払いしているので、安いと思ってしまったら安い価値を手に入れたことになり、自分の価値をも下げることになるので、少しでも安いと思ってしまった場合は、形のないものを購入する場合でも買わないようにしております。

精神分析家にとって必須とされている自ら分析を受ける教育分析なるものを10年少々受けましたが、私はラカン派の分析家から受けましたので、ラカン派は短時間セッションですから、1回15分程度で1万円、1日3回行う時もありましたので、1日で3万円支払ったこともあり、私は毎日分析を受けておりましたので、金銭的には相当支払ったのではないかと思いますが、分析の費用を工面する為に所有していた2,000坪の土地も売りましたが、得たものは大きかったですし、自分の価値を高めることが出来、価値ある方々とお付き合いをさせて頂いております。

類は友を呼ぶと申しますからね。

自分の価値を高めないと、価値の高い人たちのお仲間には入れないです。

最近は、価値観が違う人と話すのが一番疲れを感じます。

と申しますか、仕事以外では、価値観が違う人とは話をするのも嫌になっておりますので、メンタルを良い状態に保つ為に面倒くさいことはお金はかかりますが弁護士さんにお願いしてしまいます。