他人の心の痛みがわかる人。結城美帆子

医療分野をはじめ、介護の分野、福祉の分野、行政、すべての分野で大切なことは、「他人の心の痛みがわかること」が大切なのではないでしょうか?でも、一番欠けているようにも思います。昨日、母が脳梗塞の再発で急性期病院ICU病棟に入院したのですが、看護師さんたちの心の無さに驚かされました。母はポータブルトイレで排泄をしていたのですが、そのポータブルトイレの腰掛けるところが便で多少汚れていたのですが、きれいに拭かずに座らせたのです。子供としては辛いです。カーテンで囲もうともしなかったので、私がカーテンをしました。患者をバカにしたような言葉使いにも悲しくなりました。前回入院した病院の看護師さんたちは、言葉使いも丁寧で、患者に対しての思いやりを感じたのですが、今回の病院は、患者を人間あつかいしていないようにさえ思えます。上に立つ人の違いなのでしょうか?すべてを犠牲にして、すべてを我慢して勉強漬けの生活をしないと医師にはなれないのでしょうから、患者の心の痛みをわかるのは無理なのでしょうね。私は、彼らに頭を下げてまで長生きしたいとは思わない。ピアノは、他人の心の痛みがわからないと心に響く演奏はできません。音楽は、人の心を元気にしてくれたり、癒してくれたり、生きる勇気を与えてくれたりもしますが、心がわかる人が演奏するからです。人を感動させる演奏は、苦悩から生まれますから、人を感動させる演奏家は、他人の心の痛みがわかるのです。