昨日、母の呼吸がとまってしまいました。結城美帆子

脳梗塞の再発で入院中の母が、昨日、私と話をしていて笑っていたのですが、突然、呼吸が変になり、息ができなくなったみたいで、白目になり口から泡を吹いて意識を失いました。病院に入院中だったので蘇生できましたが、病院じゃなかったら死んでいたと思います。CTとMRIと脳波の検査をしたようですが異常はなく、原因はわからないと言われました。医師から言われていないことが次から次えと起こるので大変です。でも、どういうわけか、私がそばにいる時に急変するのです。発見が早いから対処も早くできているので命拾いをしておりますが、私は母といるときいっときたりとも気が抜けません。呼吸困難や脳の病気は時間との勝負ですから、普段からある程度想定をしてシュミレーションをしておかないといざという時動けませんので、経験はすべて糧となります。母は今回で3度命拾いをしました。私が老人ホームで3年間介護の仕事をしていた理由の一つは、将来、親を見るためでもありました。老人ホームでの経験が非常に役に立っております。母の前に、祖父母も家で介護をし入院させることなく家で看取りました。祖父母は、二人とも最期は苦しむことなくみんなに看取られて息をひきとりました。利害関係がなく介護ができるのは家族だけなのです。お金ではなく、本当の愛情だけで介護ができるのは家族だけなのです。介護職の人は、介護が仕事なので、介護が生活の糧になっているのです。当たり前のことですけれど。「子供に世話になるつもりはない」と言う人もおりますが、子供以上に無報酬で世話をしてくれる人なんていないと思います。私をいっぱいの愛情で育ててくれた母だから、いっぱいの愛情で介護をしているのです。ただそれだけのことです。