人間みんな同じ。結城美帆子

私のピアノ教室には、色々な障害をお持ちの方もレッスンにお越し頂いております。

障害者から学ぶこともたくさんあります。

例えば、身体障害者の生徒さんがレッスンにお越しになってくださったおかげで、ノバホールは車椅子の方が介助者無しに移動できるホールではなかったことを知ることができました。

また、車椅子での車への乗り降りには、ドアを全開にしなければならないので、1.5台分の駐車スペースが必要であることもわかりました。

自閉症の多くの子供は靴下を脱ぎたがるのですが、感覚異常と言うこともわかりました。

一般的な子供は、3回のレッスンでドレミは読めるようになるのですが、発達障害の子供は、見え方が違うので、同じ教え方では読めるようにならないと言うことを知りました。

日曜日にMRIの検査の為に東京へ行った時のこと、レストランで食事をしておりましたら、白い杖をついた若い女性がレストランの入り口に立っておりましたが、店員さんは「お好きなお席にどうぞ」しか言わないので、おせっかいとは思いましたが、店員さんに「あの方は視覚障害ですよ」と申し上げました。

そうしましたら、店員さんが来て、女性の腕を掴んで席まで連れて行きました。

間違っているのです。

視覚障害の方への誘導は、視覚障害の方に自分の腕を持って頂き誘導するのです。

腕を引っ張られたら、誰だって嫌でしょう。この店員さんは、相手の気持ちになって考えることができなかったのです。

障害がある人と接したことがないからわかりませんと言う人がいるかも知れませんが、つねに相手に思いを馳せることができていれば、なんともないことではないでしょうか。

大人でも相手の気持ちに思いを馳せるのは難しいことですが、相手の立場になって想像すれば、自ずと答えが出てくると思います。

子供には、自分がされて嫌なことは他者にしないように教えると、相手の気持ちを考えることができる思いやりのある優しい人に育ってくれると思います。

障害がある子供にも、自分がされて嫌なことは他者にしないように教えましょう。

障害者も相手の気持ちを考えることができる思いやりのある優しい人に育ってくれると良いですね。

障害者は支援を受けるだけで良いとは、私は思っておりません。

障害者も支援者にもなれるのです。

人間みんな同じだと思います。

お互いに相手の気持ちに思いを馳せ、お互いにできることをして、お互いにできないことを支援し合えば良いと思います。

そんな世の中を夢見ております。